The Blue Train in South AfricaⅡから続く
動き出した車窓
列車に戻るとキリッと冷えたシェリーのサービスが待っていた。再び動き出した車窓に、夕日に照らされたカムファーズダムが近づく。湖面は6万羽とも言われるフラミンゴの群れで埋め尽くされていた。
日が落ち、湖も過ぎ去ると、明朝のプレトリア到着とその先の旅を語り合う乗客たちの高ぶりを鎮めるかのように、ラウンジにはサクソフォンの音が流れ、シャンパンの香りで満たされていた。
The Blue Train in South AfricaⅠ
The Blue Train in South AfricaⅡ
The Blue Train in South AfricaⅢ
※『Nile’s NILE』2020年8月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています