The Blue Train in South AfricaⅠから続く
ビッグホール
対向列車との交換や信号待ちなのか、何度か停車したことを夢の中で感じた。
2日目の朝、目覚めると車窓にはデザートの風景が広がり、遠くの低い山並みは青く霞み、家畜だろうか動物の姿が点々としていた。朝食はエッグベネディクト。窓の外ではウチワサボテンの群れが近づいては遠のいていく。そんな風景が続く。
午前9時ごろ、大きな集落の駅に停車。ノーザンケープ州のデアールという街らしく、ここで1時間30分ほどの給水停車である。線路を隔てたプラットホームには牛の群れがいた。
昼食が終わる頃、右手に真新しく大きなボタ山が現れ、間もなくキンバリーの駅に到着する。ほぼ一日ぶりの車外エクスカーションとあって、みんな喜々としている。ガイドつきのバスでビッグホールに向かう。
キンバリーの代名詞とも言えるビッグホールは、言うまでもなくダイヤモンド採掘のために掘られ2005年に南アフリカの他のダイヤモンド鉱山により大きなものがあることが分かった。