飛鳥時代にあたる677(天武天皇6)年に賀茂神宮が造営されて以来、ほとんど変容していないという御社殿を持つ、京都で最も古い歴史を誇る賀茂別雷神社(上賀茂神社)。本殿の背後には神が降臨したという秀峰・神山(こうやま)を望み、凛とした空気をまとう広大な敷地すべてが世界文化遺産に登録されている。
御祭神の「賀茂別雷大神」は雷のごとく強大な力で方除(ほうよけ)・雷除・必勝などのご利益をもたらす厄除の神として知られ、時代に応じて数々の将軍や皇族、政財界人が参拝してきた、京都でも屈指の特別な場所である。

