光と芸術の街

広大な敷地の中にヨーロッパの街並みを再現した日本有数のテーマパークであるハウステンボス。世界最大1300万球のまばゆい光に包まれる「光の王国」はもちろん、花や芸術、グルメに居住エリアまで、上質を知る大人にこそ楽しんでほしい魅力にあふれている。

Photo TONY TANIUCHI Text Nile’s NILE

広大な敷地の中にヨーロッパの街並みを再現した日本有数のテーマパークであるハウステンボス。世界最大1300万球のまばゆい光に包まれる「光の王国」はもちろん、花や芸術、グルメに居住エリアまで、上質を知る大人にこそ楽しんでほしい魅力にあふれている。

街の中心部に新たに登場したイルミネーションスポット「白銀の世界」は、まるで本場ヨーロッパの雪景色を思わせるような幻想的な空間を演出。チャペルの3階には、手紙を投函すると2020年のクリスマスに届くポストを12月25日まで設置
街の中心部に新たに登場したイルミネーションスポット「白銀の世界」は、まるで本場ヨーロッパの雪景色を思わせるような幻想的な空間を演出。チャペルの3階には、手紙を投函すると2020年のクリスマスに届くポストを12月25日まで設置。

オランダの豪華絢爛な宮殿や庭園を再現した美しい街並みに場内を流れる運河。ヨーロッパをイメージしたテーマパークとして1992年に長崎にオープンしたハウステンボス、その人気を全国区に押し上げたのが世界最大1300万球の光が街中を彩る「光の王国」だ。

  • 色鮮やかにライトアップされた街並みは、時間と共に色を変え、水面も美しくきらめく。 色鮮やかにライトアップされた街並みは、時間と共に色を変え、水面も美しくきらめく。
    色鮮やかにライトアップされた街並みは、時間と共に色を変え、水面も美しくきらめく。
  • 高さ30mの光の天空ツリーは、音楽に合わせてイルミネーションが虹色に輝く。 高さ30mの光の天空ツリーは、音楽に合わせてイルミネーションが虹色に輝く。
    高さ30mの光の天空ツリーは、音楽に合わせてイルミネーションが虹色に輝く。
  • ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿の磁器の部屋を約3000点もの有田焼で再現している ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿の磁器の部屋を約3000点もの有田焼で再現している
    ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿の磁器の部屋を約3000点もの有田焼で再現している。
  • いけばな小原流五世家元 小原宏貴氏の作品など、国内外のトップアーティストの作品が集結。 いけばな小原流五世家元 小原宏貴氏の作品など、国内外のトップアーティストの作品が集結。
    いけばな小原流五世家元 小原宏貴氏の作品など、国内外のトップアーティストの作品が集結。
  • 敷地内にありながら自然に囲まれた居住エリアは、クルーザーで乗り入れることもできる。 敷地内にありながら自然に囲まれた居住エリアは、クルーザーで乗り入れることもできる。
    敷地内にありながら自然に囲まれた居住エリアは、クルーザーで乗り入れることもできる。
  • 約1000本のカラフルな傘から光が降りそそぐアンブレラストリートは雨の日でも楽しめる。 約1000本のカラフルな傘から光が降りそそぐアンブレラストリートは雨の日でも楽しめる。
    約1000本のカラフルな傘から光が降りそそぐアンブレラストリートは雨の日でも楽しめる。
  • 色鮮やかにライトアップされた街並みは、時間と共に色を変え、水面も美しくきらめく。
  • 高さ30mの光の天空ツリーは、音楽に合わせてイルミネーションが虹色に輝く。
  • ベルリンのシャルロッテンブルク宮殿の磁器の部屋を約3000点もの有田焼で再現している。
  • いけばな小原流五世家元 小原宏貴氏の作品など、国内外のトップアーティストの作品が集結。
  • 敷地内にありながら自然に囲まれた居住エリアは、クルーザーで乗り入れることもできる。
  • 約1000本のカラフルな傘から光が降りそそぐアンブレラストリートは雨の日でも楽しめる。

全国イルミネーションランキングで7年連続第1位を獲得。広大な敷地と景観を生かした日本を代表するイルミネーション。横幅60mの光の滝・ブルーウェーブや、全長85mと日本最大級の光の噴水ショーを楽しめるウォーターマジックなど、イルミネーションを見慣れた人も圧倒される迫力と美しさだ。

さらに今年10月からは、新スポット「白銀の世界」が登場。光に彩られたチャペルと1万個のクリスタルで飾られた高さ15mのツリーが雪景色のようにきらめくさまは息をのむほどだ。

ホテルヨーロッパ内の鉄板焼「戎座(えびすざ)」では、ほのかな甘みが特徴の長崎和牛や新鮮な地魚、敷地内の工場で育てた野菜など、九州の厳選食材を味わうことができる。
ホテルヨーロッパ内の鉄板焼「戎座(えびすざ)」では、ほのかな甘みが特徴の長崎和牛や新鮮な地魚、敷地内の工場で育てた野菜など、九州の厳選食材を味わうことができる。

その他、数ある見どころのなかでも特におすすめしたいのが美術館だ。オランダに実在する宮殿を忠実に再現したパレス ハウステンボス内にあるハウステンボス美術館では、2020年1月6日まで「東西美の巨匠展」を開催中。ルノワールや雪舟、ユトリロの絵画やショパンの自筆楽譜など36点もの日本初公開作品を含む約90点を展示しており、落ち着いた空間でじっくりと本物の芸術に浸ることができる。

壮大なイルミネーションを楽しんだあとは、場内にある公式ホテルでゆったりと過ごしたい。上質を追求したホテルヨーロッパは、クラシカルなインテリアで整えられた気品ある空間が日常を忘れさせてくれる。

また、場内にはチューリップや、バラ、あじさいなど四季折々の花々が咲き誇り、一年を通して楽しめるのも魅力のひとつ。現在は、国内最多200品種の胡蝶蘭(こちょうらん)が登場する大胡蝶蘭展を開催中だ。ハウステンボスには、一日では味わいつくせないほどの多彩な楽しみが待っている。

●ハウステンボス
TEL 0570-064-110

ハウステンボスに住むという贅沢
ハウステンボスの敷地内にありながら、そのにぎわいからは程良い距離感が保たれ、豊かな自然に囲まれたワッセナー。オランダの街並みを再現し、戸建て130棟、低層マンション10棟が並ぶ居住エリアだ。全戸が運河に面しており、自身のクルーザーを横付けすることも可能。オーナーには家族分の年間パスポートが進呈される。入り口にはゲートが設置され警備員が常駐するためセキュリティーも万全だ。都心では得ることのできない優雅な暮らしを約束してくれるだろう。

●ハウステンボス・技術センター
TEL 0956-27-0251

※『Nile’s NILE』2019年12月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。