波の音を聴く
星のや沖縄
世界には、健康で長生きする人々が暮らす「ブルーゾーン」と呼ばれる五つの地域がある。その一つであり、アジアで唯一のブルーゾーンが沖縄だ。「星のや沖縄」は、その沖縄の本島中部に位置する読谷村の自然海岸に沿って立つ。沖縄の琉球時代の城跡「グスク」に見立てた「グスクウォール」に囲まれた特別な空間である。全室オーシャンフロントの客室には海を身近に感じられるテラスリビングや土間ダイニングが備えられ、日本一ともたたえられたプール(※)でリラックスできる、沖縄ラグジュアリーの最高峰といえるリゾートだ。
この「星のや沖縄」では、沖縄の豊かなライフスタイルを学ぶ2泊3日のプログラム「沖縄ブルーゾーン滞在」を楽しめる。健康と長寿に欠かせないのは、適度な運動に適度な飲酒、腹八分の食事と、人とつながる豊かな生活。そこで同プログラムでは、地元の女性が織り子を務める読谷山花織の工房を訪れ、歴史ある文化を伝承する人たちの心に触れる体験を提供。自然海岸では、波音と三線(さんしん)の音をBGMに、泡盛のカクテルで晩酌を。曲の合間には、三線奏者との琉球音楽や読谷村の昔話に会話が弾む。
2日目は屋外のプールを使ったエクササイズで心地良く体を動かす。夕食は、客室で野菜と沖縄の伝統的な「ゆし豆腐」を魚介だしのスープで味わう鍋料理を堪能したい。3日目の朝は南国の色彩豊かな植物を眺める「ゆんたく庭めぐり」から始める。休憩時間には庭で摘んだハーブのお茶を楽しむなど、自然とともにある沖縄の暮らしを体感してほしい。
※「Travel+Leisure ラグジュアリーアワード アジアパシフィック 2023」にて Japan Hotel Pools No.1 を受賞。