ミノキシジルという薬剤がある。もともと高血圧治療の内服薬の成分として開発されたが、副作用で体毛が濃くなることから、現在は外用薬として発毛治療に広く使用されている。
しかしこのミノキシジル外用薬、効果に個人差があり、全員に満足する発毛効果が得られるわけではない。ミノキシジル外用薬は、頭皮で硫酸転移酵素・SULT1A1と結びつき、“硫酸化”することで発毛効果を発揮する。つまり、頭皮の硫酸転移酵素の量によって、効果に個人差が出てしまうというわけだ。
「実際、ミノキシジルの効果が低い人の頭皮には硫酸転移酵素の量が少ないという報告があります。であれば、硫酸転移酵素を増やせばミノキシジルの効き目を上げることができるのでは?─そう考えて研究を行ったところ、植物由来成分である葛根エキスとゲンチアナエキスに、体内の硫酸転移酵素を増やす効果があることが判明。European Hair ResearchSociety 2018で学会発表を行い、研究開発を続行。今年ついに、ミノキシジル活性剤“Dミノキブースター”が完成したのです」
小山医師とともに開発に携わった森下研究員は語る。
「Dミノキブースターの使用で硫酸転移酵素の発現量が5.7倍に増加することを確認しています。すでにミノキシジルを使用している方も、より高い発毛効果を期待できるでしょう」
国内でDミノキブースターを提供しているのは、Dクリニックだけ。自ら研究開発を重ね、業界・市場を牽引してきた本院だからこそ、その効果にも期待が集まる。
Dクリニック東京
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※『Nile’s CODE』 Vol.30に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています