沖縄では、中国や南国からの影響を受けつつ、独自の料理文化が築かれてきた。星のや沖縄のダイニングでは、沖縄ならではの食材に、イタリアや他地域からの影響を受けた類似する食文化を持つシチリア料理の技法を組み合わせた「琉球シチリアーナ」を考案。琉球王朝時代の宮廷料理で用いられた蓋つきの器「東道盆」や沖縄の作家による器を取り入れながら、新しい沖縄の食の魅力を提案している。
11月から来年2月には、美がテーマのスペシャルコース「琉球シチリアーナ~Bellezza」を提供。沖縄には中国の医食同源の考えから、バランスの取れた食事は薬になるというクスイムン(食は薬)の教えが根付いている。これに基づき、ビタミン豊富な沖縄野菜に沖縄の料理文化を代表する豚肉のタンパク質やコラーゲンを取り入れた、健やかな美しさをもたらすコースだ。
星のや沖縄が位置する読谷村は、古くからやちむん(焼き物)や読谷山花織と呼ばれる織物などの伝統芸能が盛んな村だ。星のや沖縄では客室に琉球紅型などのアートを取り入れるとともに、夕暮れの海をバックに地元師範による歌三線を楽しむ宵の座、琉球舞踊や琉球空手の手習い、かつて読谷に馬場があったことに端を発する浜辺での乗馬体験など、沖縄の文化を体験できるアクティビティーを豊富に用意している。沖縄ならではの自然と食、そして伝統文化。沖縄最高峰のラグジュアリーに憩う贅沢な滞在を、星のや沖縄で楽しみたい。