病的というほどではないにしろ、ちょっとした物忘れや、なんとなく集中力が続かない、以前ほど即断即決ができないという経験は、年齢を重ねた人なら誰にでもあるのではないだろうか。2025年に認知症とその予備軍とされる人口は、1130万人を超えると言われる。これは、65歳以上の3人に1人に相当し、認知機能の低下は他人事ではない。さらに、認知機能の低下は40代からはじまっていて、初期であるほど改善が期待できると聞けば、働き盛りのリーダーこそ、今から対処することが重要だとわかるだろう。自信があるうちにはじめることで、その状態をより長く保つことができるのだ。
とはいえ、認知症治療や薬の開発は長く停滞してきた。その状況を打開したのが、著書『アルツハイマー病 真実と終焉』が世界的なベストセラーとなった神経変性疾患の権威、デール・ブレデセン博士だ。認知症は脳細胞を死滅させるたんぱく質・アミロイドβが原因とされ、これまでにもアミロイドβを取り除く研究が数多くなされてきた。だが、ブレデセン博士が提唱する「リコード法」は、このアミロイドβが生み出される脳の炎症や血管障害、酸化ストレス、脳の神経細胞の障害といった要因に、生活習慣の改善やサプリメントで対処することで、より根本的な治療を目指すというもの。このリコード法によって100名の認知症患者を改善させたという論文(※)が、認知症治療における革命的快挙として世界の注目を集めたのだ。
※出典:J Alzheimers Dis Parkinsonism 2018, Vol 8(5): 450「 Reversal of Cognitive Decline: 100 Patients」
ブレデセン博士と山田養蜂場がタッグを組んで2019年に生まれたのが「ノンアルツ Bee」である。プロポリスエキスをはじめとする五つの機能性関与成分の配合により、年齢とともに低下する認知機能のうち、記憶力・注意力・集中力・判断力を維持する機能性表示食品として消費者庁に受理されている。「ノンアルツ Bee」を12週間飲用することによって、これらの認知機能が維持されたということが臨床試験で証明されている。またこれにより、「ノンアルツ Bee」はミツバチ産品(プロポリスエキス)を機能性関与成分とする日本初の機能性表示食品だ。
プロポリスの力は、日本では古くから信頼されてきた。中でも優れた抗炎症作用があるとしてがん患者に長く寄り添ってきたが、今回はその抗炎症力が認知症の要因の一つである全身の炎症を抑えるとしてブレデセン博士に着目されたのがはじまりだ。プロポリスエキスのほか、クルクミンやイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン、大豆由来ホスファチジルセリンの複数の関与成分が、シナジーをもたらし、認知機能の低下に影響する複数の要因に確実に働きかける。
ブレデセン博士は、認知機能の低下は初期であれば9割が改善されたと報告している。認知症の治療にはまだ早くても、サプリメントで維持するなら早いほうがいい。40代からの豊かで聡明な人生100年対策として、早めに取り入れることをおすすめしたい。
●山田養蜂場 TEL0120-38-38-38
※『Nile’s NILE』2021年7月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています