「探偵事務所」と聞くと、「浮気調査」を連想する人が多いだろう。あるいはドラマや小説などの影響で「事件」をイメージするかもしれない。それを「間違い」とまでは言わないが、理解としては浅過ぎる。現実の〝探偵稼業〟の守備範囲は、私たちが想像する以上に広く、深いのだ。
その内実を探索しようと、業界最大手の原一探偵事務所に向かった。迎えてくれたのは大原千晶氏。先代の父・一泰氏が創業時に抱いた「プロの目線、プロの姿勢、プロの意識でお客様の悩み事を解決する」との思いを受け継ぎ、現在は取締役・法務広報本部長を務める。
「もともと人助けから始まった会社で、依頼人の心に寄り添うことをモットーとしています。たいていの悩み事やお困りの問題に対応できるだけの体制が整ってるんですよ」
調査内容は多岐にわたるが、例えば〝有名どころ〟の浮気調査は、カウンセラーが依頼人夫婦の現在の状況をしっかり聞き取ることから始まる。その上で追跡調査に入り、「いつ、どこで、誰と」の証拠を押さえ、裁判でも有効な報告書を作成する。
車やバイクは町の風景に溶け込むよう配慮がなされ、ターゲットに張りつく調査員は完璧に気配を消すなど、「絶対に見つからない」手腕はピカイチだ。関係修復か、離婚か……依頼人の希望で調査終了後も法的なアドバイスや弁護士の紹介などのサポートを行う。
また近年増えているのが「見守り調査」だ。例えば遠方に住む高齢の親が自立して生活できているか、怪しい業者の出入りはないか、認知症が疑われる行動がないかなどを見る。同居や施設への入居等のタイミングを判断する材料になりそうだ。
コロナ禍の今、ニーズが高い依頼でもある。また子どもについては、いじめの兆候がないか、学校や塾をさぼっていないか等、問題を早くキャッチするよう調査に取り組んでいる。
「高齢の親も子どももふだんの行動が見えにくいですよね。そこに〝探偵の目〟を届けることで、ご安心いただいています。このほか、経営者の方から、『契約相手の企業を調査して欲しい』『従業員の素行調査を頼みたい』『重要な会議の前に盗聴器がないかチェックしたい』といったご依頼をいただくことも多いですね」
原一探偵事務所、一番の強みは「高い調査力」にある。経験20年以上のベテランを中心とする調査員たちは精鋭ぞろい。どんなに難しい調査も徹底追尾する泥臭さと、最先端の調査機材を使いこなすスマートさの〝合わせ技〟で正確にこなしてゆく。
また「ネットワーク力」も他の追随を許さない。全国に18拠点を擁することに加え、日本唯一のCII(国際調査協議会)メンバーだからグローバルな連携もバッチリ。緻密にしてダイナミックな調査活動を展開する。
「ご相談は24時間365日、無料で対応しています。どんなお悩みでも、まずはコンビニ感覚で原一にアクセスしていただけるとうれしいですね」と千晶氏。その笑顔は原一のハートフルな対応を象徴するようだ。
●原一探偵事務所 TEL0120-85-8011
※『Nile’s NILE』2021年6月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています