(パターン2)巨大「心臓」に1千人超の「最期の言葉」 万博会場でいのち問う催し

大阪・関西万博の会場で、高さ2メートル以上の「心臓」が、音と光によって「拍動」する。学生団体などが27~30日に企画する「いのち」がテーマの催しで展示される。

大阪・関西万博の会場で、高さ2メートル以上の「心臓」が、音と光によって「拍動」する。学生団体などが27~30日に企画する「いのち」がテーマの催しで展示される。

企画の中心となったのは、医療系の学生が多くを占める団体「WAKAZO」。死を見つめ、命を救い合う社会の実現をめざす催しで、「inochiのペイフォワードWeek」と銘打っている。

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 巨大な「心臓」のモデルは、来場者が会場内の機器で測れる心拍数を専用のアプリで送れば、その情報を基にして10分間「拍動」する仕組みだ。

また、会場の壁面や天井には「忘れないでね」「生まれてきてよかったな」といった全国の大学や商業施設などで集めた1千人以上の「人生の最期に残したい言葉」を映し、来場者もアプリから言葉を入力できるようにする。死を考え、どう生きるかについて思いをはせてもらう狙いがあるという。

期間中には、死生観や医療データなどに関するトークイベントや音楽ライブなどもある。

WAKAZOは2017年に本格的に始動し、万博の誘致活動にも携わってきた。代表で大阪医科薬科大4年の成仁脩(そんいんす)さんは「多くの人がお互いの『いのち』について思い合うきっかけになれば」と話している。

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ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「Nileport」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。