
基本情報
■ 開催期間・会場について
会期:2025年4月13日~10月13日(184日間)
場所:大阪 夢洲(ゆめしま)
■ 万博のテーマについて
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」をテーマに、世界中の人々とアイデアを交換し、未来社会を共創することを目指します。先端技術や国際的な知見を集め、人類共通の課題の解決に取り組む実験的な場です。
■ チケットの購入方法について
公式チケットサイト、旅行代理店、コンビニなどで購入できます。以下のステップでご来場ください。
万博IDの登録
入場チケットの購入
来場日時の予約
パビリオンやイベントの観覧予約
予約日時に来場
■ 会場構成について
万博会場は大きく8つのゾーンで構成され、「大屋根リング」と呼ばれる木造建築の内外に配置されています。
【リング内】
コネクティングゾーン:ドイツ、オーストラリア、サウジアラビアなど
エンパワーリングゾーン:米国、フランス、フィリピンなど
セービングゾーン:イタリア、ベルギーなど
静けさの森ゾーン:緑豊かな森林空間
シグネチャーゾーン:8名のプロデューサーによるパビリオン
【リング外】
6. フューチャーライフゾーン:未来の都市や社会システムの紹介
7. 西ゲートゾーン:企業パビリオン「PASONA NATUREVERSE」など
8. 東ゲートゾーン:日本館、NTT Pavilion、カルティエの「ウーマンズ パビリオン」など
注目トピックス
■ 大屋根リングの建築美
建築家・藤本壮介氏が手がけた「大屋根リング」は、世界最大級の木造建築で、直径約615m、高さ最大約20m。会場の象徴的存在です。
■ 世界各国のパビリオン建築に注目
日本館:佐藤オオキ氏と日建設計による設計。「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに円環状の木造建築で表現します。
イタリア館:マリオ・キュシネラ氏がルネッサンスの理想都市をモチーフに設計。屋上庭園にはレストランも。
オランダ館:トーマス・ラウ氏による直径約11mの球体が特徴。日蘭の友情を象徴します。
スイス館:マニュエル・ヘルツ氏設計の軽量球体構造。内部にはハイジカフェも併設されています。
■ 8つのシグネチャープロジェクト
各界の著名人がテーマ事業プロデューサーとして参加し、それぞれが「いのち」をテーマに独自の展示を行います。
パビリオン名 | テーマ | プロデューサー |
---|---|---|
Better Co-Being | いのちを響き合わせる | 宮田裕章 |
いのちの未来 | いのちを拡げる | 石黒浩 |
いのちの遊び場 クラゲ館 | いのちを高める | 中島さち子 |
null² | いのちを磨く | 落合陽一 |
いのち動的平衡館 | いのちを知る | 福岡伸一 |
いのちめぐる冒険 | いのちを育む | 河森正治 |
EARTH MART | いのちをつむぐ | 小山薫堂 |
Dialogue Theater | いのちを守る | 河瀨直美 |
特に落合陽一氏の「null²」では、生成AIと3Dスキャンを活用したアバター体験が可能です。宮田裕章氏による「Better Co-Being」は、幻想的な森のような空間で共鳴を体験できます。
■ ファッションブランドの展示も話題に
CELINE MAKI-E(フランス パビリオンにて4月13日~5月11日開催)
日本の蒔絵技術とセリーヌの「トリオンフ」を融合させた限定アート作品やバッグを展示。
カルティエの「ウーマンズ パビリオン」
ジェンダーを超えた共鳴と未来社会のあり方を提示します。
■ 最先端技術の展示も見逃せません
ミライ人間洗濯機(大阪ヘルスケアパビリオン)
1970年万博の「ウルトラソニックバス」を進化させた洗浄システム。心拍などを計測し、入浴効果を可視化します。
iPS心臓(PASONA NATUREVERSE)
再生医療の第一人者・澤芳樹氏監修による展示。iPS細胞から作られた心臓モデルが拍動する様子を観察できます。鉄腕アトムやブラック・ジャックがガイド役として登場します。
いよいよ開幕が迫る大阪・関西万博。建築、テクノロジー、アートが融合するこの国際イベントは、未来社会の可能性を体感できるまたとない機会です。ぜひ、夢洲の地で“いのち輝く未来社会”を体験してください。
情報元:GQ JAPAN
https://www.gqjapan.jp/article/osaka-expo-2025