NHKは12日、東京・渋谷で行われた定例メディア総局長会見において、4月から復活する「ブラタモリ」の放送時間が土曜午後7時30分から8時までに決定したことを発表しました。メディア総局長の山名啓雄氏は、改編のポイントとして「土曜ゴールデンタイムの充実」を挙げ、1年ぶりにレギュラー放送が復活する「ブラタモリ」の配置を決定。「プロジェクトX」と連携し、NHKらしいラインアップに仕上げたと自信を見せました。
アシスタントには広島局の佐藤茉那アナウンサーが起用されます。また、現在同時間帯に放送されている「新プロジェクトX~挑戦者たち~」は、午後8時から8時48分に移動し、番組間の連続視聴ができるように時間が拡大されるとのことです。
「ブラタモリ」は、タモリが街をブラブラ歩きながら、その街の歴史や人々の暮らしに迫る紀行・教養バラエティー番組です。2008年に放送を開始し、レギュラー化や特番放送を繰り返し、昨年3月にレギュラー放送が終了。その後、昨年11月には特番「東海道五十七次」をテーマに放送され、ファンからの復活を望む声が高まりました。
新しい形で復活する「ブラタモリ」は、従来のコンセプトを維持しつつ、街道を歩くシリーズなど、新たな試みに挑戦する予定です。これにより、より広い世代の人々に地域の魅力を伝えることを目指しています。昨年12月にメディア総局長がレギュラー復活を発表した際は、放送枠などが未定とされていましたが、今回具体的な時間帯が決定しました。