デヴィ夫人、参院選出馬に向け帰化申請 犬猫保護を掲げ「12(ワンニャン)平和党」設立

タレントのデヴィ夫人(デヴィ・スカルノ氏、85)は12日、東京都内で記者会見を開き、夏の参院選を見据えた政治団体「12(ワンニャン)平和党」の設立を発表しました。自身が代表に就任し、国政選挙への出馬を目指してインドネシア国籍から日本への帰化申請を行っていることも明らかにしました。同党は動物愛護を主要な政策とするシングルイシュー政党で、「犬猫の食用禁止の法制化」「殺処分ゼロ」「動物虐待の厳罰化」などを掲げています。

デヴィ夫人は、1962年にスカルノ元インドネシア大統領と結婚しインドネシア国籍を取得したため、現時点では日本の被選挙権を持っていません。しかし、「帰化が決まった時点で出馬を決める」と説明し、昨年10月に帰化申請を行ったことも明かしました。また、政治活動への関与によってテレビ出演が減るのではないかという質問には、「仕方がありませんが、出演のオファーがあれば応じたい」と述べました。

同党は今後、候補者を公募し、比例代表に20人、選挙区に10人を擁立する方針です。選挙プランナーであり選挙対策委員長を務める藤川晋之助氏は、「最低でも2~3議席、可能であれば5議席を獲得したい」と目標を語りました。

政策の中でも特に重視しているのは「犬猫の食用禁止の明確な法制化」です。現在、日本には犬食を明確に禁止する法律がなく、食品衛生法の基準を満たせば流通や販売が可能となっています。かつては中国やベトナムから犬肉が輸入されていましたが、現在は輸入が途絶えています。それでも、日本国内では一部の飲食店が外国人向けに提供しているとされています。共同代表である世界愛犬連盟会長の堀池宏氏は、「日本人の中にも犬肉を食べる人はいます。犬食禁止法を制定したい」と訴えました。

海外では、動物愛護を掲げるシングルイシュー政党として、オランダの「動物党」が広く知られています。この党は上下両院で3議席ずつ、欧州議会で1議席を確保しています。12平和党も同様に、日本の政治において動物愛護問題を重視し、社会に影響を与えることを目指しています。

ラグジュアリーとは何か?

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