「宇宙水道局」問い合わせ殺到 水道管老朽化リスク、衛星で可視化 費用と労力削減

2月10日、大阪市と熊本市で道路の陥没が見つかり、インフラの老朽化が深刻化しています。埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故から2週間が経過し、現在も重機による作業が続けられています。この事故では、運転手の捜索が湧き水の影響で一時中断され、現在は新たに穴を開けてカメラを入れて調査が行われています。

同様の問題が全国各地で発生しており、熊本市では市道の陥没が発見され、その原因として老朽化した下水道が影響している可能性があるとされています。大阪市でも交差点で道路に穴が開いていたことが報告され、市の水道局にすぐ連絡が入ったということです。これを受けて、国土交通省は同じ規模の下水道管がある7都府県に「緊急点検」を指示しましたが、財政難や人手不足が影響し、作業が遅れている状況です。

その中で、各自治体が注目しているのが、ベンチャー企業「宇宙水道局」が提供するサービスです。この企業は、衛星データを活用して上下水道の老朽化リスクを可視化するシステムを提供しています。具体的には、地中に埋設された水道管の劣化リスクを5段階で評価し、漏水のリスクが高い箇所を特定します。このシステムは、従来の点検方法とは異なり、衛星が収集した温度差や地盤変動などのデータをAIで解析し、漏水の可能性が高い水道管を絞り込みます。

これにより、自治体は限られた予算や人手で効率的に水道管の管理を行い、リスクが低い管路の交換を避けることができるため、コスト削減にも繋がります。企業側は、漏水リスクを事前に把握することで、早期の対策を講じ、インフラの老朽化に対応するための新しいアプローチを提供しています。

ラグジュアリーとは何か?

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