衣料品などを販売する「無印良品」を展開する「良品計画」(東京都文京区)は、3月1日に無印良品として世界最大の店舗となる「無印良品イオンモール橿原」(奈良県橿原市新堂町)をオープンすることを発表しました。無印良品は昨年8月末時点で国内外に1364店舗を展開しており、新店舗の売り場面積は、現在世界最大の広島市西区の店舗(約6180平方メートル)を超える約8200平方メートルとなります。
新店舗は、ショッピングモール「イオンモール橿原」の増床エリアに開店します。既存の無印良品店舗は、増床エリアに新しい店舗をオープンするため、昨年11月に一時閉店していました。新店舗では、衣料品や雑貨、食品を販売するスペースのほか、回収とリユース販売のエリアも設置されます。これまで無印良品では衣料品やプラスチック収納用品の回収・リユース販売が行われていましたが、この新しい店舗では家具にも対象を広げる予定です。
さらに、書店とカフェが融合したスペースも新たに登場し、本を読みながら飲食が楽しめます。書店は日本出版販売(東京都千代田区)が運営する「橿原書店」で、約10万冊を取りそろえています。店舗中央には天窓から自然光が注ぎ、吉野杉でできた木製遊具と1万冊以上の絵本が並ぶスペースもあり、子供たちが遊べるエリアも設けられています。
また、イオンモール橿原の増床エリアは、3月1日から順次オープンし、敷地面積はこれまでの2倍となる約22万4千平方メートルに拡張され、西日本最大級のイオンモールとなります。