20光年先の太陽に似た恒星系の居住可能領域で新たな「スーパーアース」を発見したとIACが発表

スペインのカナリア天体物理学研究所(IAC)とラ・ラグーナ大学(ULL)は、太陽に似た恒星「エリダヌス座82番星(HD 20794)」周辺のハビタブルゾーンに存在する新たなスーパーアース「HD 20794 d」を発見しました。この発見は、20年以上の観測成果によるもので、地球に似た惑星の大気を研究する新たな可能性を開くものとされています。

HD 20794は、地球から20光年の距離にあり、太陽よりやや質量が小さな恒星です。この恒星系ではすでに2つのスーパーアースが発見されており、HD 20794 dはその3番目の惑星として確認されました。HD 20794 dの質量は地球の6倍で、約647日かけて母星を公転しています。この惑星はハビタブルゾーン内に位置しており、理論的には液体の水が存在する可能性があります。

また、HD 20794 dの軌道は楕円形であり、恒星からの距離が大きく変動します。このため、惑星の気候条件も大きく変化する可能性があり、時間をかけて居住可能性の条件がどう変化するのか、またその影響が惑星の大気に与える影響について研究することが期待されています。

この惑星の発見は、地球外生命や他の居住可能な惑星を探る研究において重要な一歩となるもので、特に大気の研究において新たな視点を提供しています。

情報元:
The IAC confirms the existence of a Super-earth in the habitable zone of a Sun-like Star | Instituto de Astrofísica de Canarias • IAC
https://www.iac.es/en/outreach/news/iac-confirms-existence-super-earth-habitable-zone-sun-star

ラグジュアリーとは何か?

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