サイズ:全長4445×全幅1845×全高1660㎜ エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
最高出力:204PS ※1(150kW)/5000rpm 最大トルク:300N・m(30.6kgf・m)/1450-4500rpm 駆動方式:4WD トランスミッション:7速DCT 価格:5,770,000円 ※2
モデルページ:www.mini.jp/ja_JP/home/range/new-mini-countryman.html
※1 計算値になります。 ※2 11月生産以降の価格です。 ※写真はMINIアクセサリーや有料のオプション装備を含みます。
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伊豆長岡温泉に位置する三養荘の本館は、1929年に岩崎弥太郎の長男である久彌の別邸として建てられたものだ。瀟洒な数寄屋造りの和風建築は、2017年に有形文化財に登録されている。この歴史ある木造建築物の前にMINIカントリーマンを止めると、日本の伝統美と最新のSUVスタイルが鮮やかな対比を見せた。木や瓦といった温かみのある素材と、LEDライトのクールな光が好対照だ。
ただし、三養荘本館とMINIカントリーマンのツーショットに違和感はない。その理由の一つに、1959年に登場したクラシックMiniのモチーフを上手に引用していることが挙げられる。故エリザベス女王やザ・ビートルズのメンバーなど、英国のセレブリティーに愛された名車の面影が、歴史的建築物のたたずまいと調和する。
参考までに、MINIファミリーの特徴である「ゴーカート・フィーリング」も、クラシックMiniがモータースポーツで大活躍した史実に由来する。今回試乗したMINIカントリーマンも、ハンドルやアクセル操作にシャープに反応し、思いのままに走らせるゴーカート・フィーリングをたっぷりと味わうことができた。
つまりMINIというブランドは、スクラップ・アンド・ビルドで過去を否定するのではなく、温故知新で新しい時代に挑んでいるのだ。この姿勢もまた、歴史を感じさせる三養荘本館の雰囲気になじむ理由だろう。
歴史を大切にしながらも革新的な世界観は、インテリアも共通だ。まず驚かされるのが、直径240㎜の大きな円形センター・ディスプレイ。スマートフォンのように直感で操作できるタッチスクリーンで、ナビから空調に至るまで、ほとんどのインターフェイスをつかさどる。さらに「エクスペリエンス」と記されたトグル・スイッチでモードを切り替えると、ディスプレイ表示や間接照明を自分の好みにカスタマイズできる。MINIは内外装のしつらえを自由に設定可能だけれど、デジタル体験までデザインできるのだ。
MINIカントリーマンは、ほかにも新たな領域に挑戦している。たとえばMINI史上最大のサイズによって、広々とした室内空間やラゲッジスペースを獲得。家族や仲間とともに、たくさんのギアを積んで移動するような、現代的なライフスタイルに対応するクルマなのだ。一方、円形センター・ディスプレイの下部には伝統のトグル・スイッチを残すことで、MINIらしさも表現している。ゆとりのある空間とパワフルなエンジン、そして快適な乗り心地と走行安定性の高い4輪駆動システムのおかげで、伊豆長岡までの道のりはあっという間。しかも単なる移動の道具ではなく、デザインや遊び心のある演出などで所有する喜びも味わえる。
最新のMINIカントリーマンで三養荘を訪ねるドライブは、クラシックとモダンの出会いで生じるケミストリーを体感する旅となった。
●MINI
カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-3298-14
※『Nile’sNILE』2025年12月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています。

