MINIで行く温故知新の旅

MINIシリーズは、2024年のフルモデルチェンジによって最新型へと移行した。3ドアと5ドアのMINIクーパー、MINIクーパー・コンバーチブル、そして電気自動車専用のMINIエースマンと拡充するラインアップのなかで、最も室内空間が広いのがSUVスタイルのMINIカントリーマンだ。多趣味な人の相棒として、あるいはファミリーユースで活躍しそうなこのクルマで、伊豆長岡温泉の由緒ある旅館を目指した。

Photo TONY TANIUCHI  Text Takeshi Sato

MINIシリーズは、2024年のフルモデルチェンジによって最新型へと移行した。3ドアと5ドアのMINIクーパー、MINIクーパー・コンバーチブル、そして電気自動車専用のMINIエースマンと拡充するラインアップのなかで、最も室内空間が広いのがSUVスタイルのMINIカントリーマンだ。多趣味な人の相棒として、あるいはファミリーユースで活躍しそうなこのクルマで、伊豆長岡温泉の由緒ある旅館を目指した。

MINI COUNTRYMAN S ALL4

サイズ:全長4445×全幅1845×全高1660㎜ エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
最高出力:204PS ※1(150kW)/5000rpm 最大トルク:300N・m(30.6kgf・m)/1450-4500rpm 駆動方式:4WD トランスミッション:7速DCT 価格:5,770,000円 ※2 
モデルページ:www.mini.jp/ja_JP/home/range/new-mini-countryman.html
※1 計算値になります。 ※2 11月生産以降の価格です。 ※写真はMINIアクセサリーや有料のオプション装備を含みます。
記載の内容は、予告なく変更する場合がございます。詳しくはお近くのMINI正規ディーラーまでお問い合わせください。

伊豆長岡温泉に位置する三養荘の本館は、1929年に岩崎弥太郎の長男である久彌の別邸として建てられたものだ。瀟洒な数寄屋造りの和風建築は、2017年に有形文化財に登録されている。この歴史ある木造建築物の前にMINIカントリーマンを止めると、日本の伝統美と最新のSUVスタイルが鮮やかな対比を見せた。木や瓦といった温かみのある素材と、LEDライトのクールな光が好対照だ。

ただし、三養荘本館とMINIカントリーマンのツーショットに違和感はない。その理由の一つに、1959年に登場したクラシックMiniのモチーフを上手に引用していることが挙げられる。故エリザベス女王やザ・ビートルズのメンバーなど、英国のセレブリティーに愛された名車の面影が、歴史的建築物のたたずまいと調和する。

参考までに、MINIファミリーの特徴である「ゴーカート・フィーリング」も、クラシックMiniがモータースポーツで大活躍した史実に由来する。今回試乗したMINIカントリーマンも、ハンドルやアクセル操作にシャープに反応し、思いのままに走らせるゴーカート・フィーリングをたっぷりと味わうことができた。

つまりMINIというブランドは、スクラップ・アンド・ビルドで過去を否定するのではなく、温故知新で新しい時代に挑んでいるのだ。この姿勢もまた、歴史を感じさせる三養荘本館の雰囲気になじむ理由だろう。

タイヤをボディの四隅ぎりぎりに配置することはMINIの伝統で、室内空間を広くできる。

歴史を大切にしながらも革新的な世界観は、インテリアも共通だ。まず驚かされるのが、直径240㎜の大きな円形センター・ディスプレイ。スマートフォンのように直感で操作できるタッチスクリーンで、ナビから空調に至るまで、ほとんどのインターフェイスをつかさどる。さらに「エクスペリエンス」と記されたトグル・スイッチでモードを切り替えると、ディスプレイ表示や間接照明を自分の好みにカスタマイズできる。MINIは内外装のしつらえを自由に設定可能だけれど、デジタル体験までデザインできるのだ。

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    リア・ライトは写真のユニオン・ジャックをモチーフとしたデザインを含め、3種類から好みのスタイルに設定可能。
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    MINIカントリーマンは取材した「S」のほか、「C」「D」そして最強の「JCW」の4モデルで構成される。
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    円形のセンター・ディスプレイの表示は、「エクスペリエンス」を操作することで好みの設定に変えられる。
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    大人5人で移動できる広々とした後席。後席を倒すと最大で1530ℓの広大なラゲッジスペースが現れる。
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MINIカントリーマンは、ほかにも新たな領域に挑戦している。たとえばMINI史上最大のサイズによって、広々とした室内空間やラゲッジスペースを獲得。家族や仲間とともに、たくさんのギアを積んで移動するような、現代的なライフスタイルに対応するクルマなのだ。一方、円形センター・ディスプレイの下部には伝統のトグル・スイッチを残すことで、MINIらしさも表現している。ゆとりのある空間とパワフルなエンジン、そして快適な乗り心地と走行安定性の高い4輪駆動システムのおかげで、伊豆長岡までの道のりはあっという間。しかも単なる移動の道具ではなく、デザインや遊び心のある演出などで所有する喜びも味わえる。

最新のMINIカントリーマンで三養荘を訪ねるドライブは、クラシックとモダンの出会いで生じるケミストリーを体感する旅となった。

●MINI
カスタマー・インタラクション・センター
TEL 0120-3298-14

※『Nile’sNILE』2025年12月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています。

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ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「Nileport」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。