機能美とデザイン性を兼ね備えたキッチンは、暮らしの質を大きく左右する。毎日立つこの場所で作られる食事が家族の健康を支える─だからこそ、自分に合ったキッチンで心地よく料理したい。そんな理想をかなえてくれるのが、フルオーダーキッチンブランド・マイスデルだ。ラグジュアリーなステンレスキッチンで知られるマイスデルは、今年7月、南青山に「MEISDEL Kitchen Gallery」をオープンした。品川区・戸越にあった旧ショールームを移転し、リニューアルした形となる。
このショールームの最大の特長は、最新技術を取り入れたキッチンを実際に「見て」「触って」「試す」ことができる点にある。
入ってまず出迎えてくれるのは、ラグジュアリーキッチンのコンセプトモデルでもある、新作オーダーキッチン。ピアノをイメージしたという、流れるような曲線のフォルムが印象的だ。一般的にステンレスといえば、四角く無骨なイメージを抱く人も多いだろう。ステンレスの曲面加工には高度な技術が求められる。しかし、自社工場を持ち、長年ノウハウを蓄積してきたマイスデルは、その技術力でなめらかな曲面を実現。継ぎ目のない美しいフォルムには柔らかさと温かみがあり、キッチンの主役にふさわしい存在感を放っている。
デザインだけでなく、機能面も充実している。たとえばコンロは、IHとガス、2種の加熱機器を備えながら、天板は極限までフラットに設計されている。さらに、保温機能つきの食器棚、収納可能なコンセント、ドイツ製金具を採用した回転扉つきの棚など、ユニークな機構も多数搭載されている。こうしたギミックを実際に触って確かめられるのは、大きな魅力だ。
ただし、これはあくまでオーダーの一例だ。マイスデルのフルオーダーキッチンは、名前の通り“本当のフルオーダー”だ。“規格品”という概念はない。家庭用、業務用を問わず、どんな空間に設置され、誰がどのように使うのか─ライフスタイルや好みによって、天板の高さや幅、シンクのサイズ、棚の開き方までゼロから設計していく。館内には、先述のコンセプトモデル以外にもさまざまなキッチンが展示されており、中には実際に調理体験ができるモデルも。自分の手で使ってみることで使用感を確かめ、オーダーの新しいインスピレーションを得る。ノウハウ豊富なスタッフが丁寧にヒアリングし、理想を形にしてくれるのだ。
「キッチンにいる時間が一番落ち着く」「料理に興味のなかった夫がキッチンに立つようになった」「人生が変わった」─そんな声が、マイスデルには届く。朝のコーヒーから、夕食のだんらんまで。暮らしの中心にある場所だからこそ、キッチンは、人生に寄り添う大切な空間だ。このショールームで、あなただけのキッチンとぜひ出会ってほしい。
●マイスデル
TEL 03-6271-5020
※『Nile’sNILE』2025年11月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています





