人生を謳歌するクルマ

美しいものに囲まれて、合理的な価値観で暮らす。フランス生まれのルノー アルカナは、そんなライフスタイルから生まれたハイブリッドのクーペSUV。大がかりな改良を受けたことで、さらに魅力を増したこのクルマを紹介したい。

Text Takeshi Sato

美しいものに囲まれて、合理的な価値観で暮らす。フランス生まれのルノー アルカナは、そんなライフスタイルから生まれたハイブリッドのクーペSUV。大がかりな改良を受けたことで、さらに魅力を増したこのクルマを紹介したい。

フルハイブリッドとマイルドハイブリッドという2種類のハイブリッドシステムを用意しているのは、多様なライフスタイルに対応するためだ。

両者の違いを簡単に説明すると、まずF1で培ったテクノロジーが反映されているフルハイブリットは、モーターが活躍する領域が広く、電気自動車として無音・無振動で、粛々と走ることもできる。モーターとエンジンが力を合わせた時のパワーはかなりのもので、胸のすくようなパフォーマンスを味わえる。対するマイルドハイブリッドはあくまでエンジンが主役で、モーターはアシスト役。アクセルペダルを踏み込むと健康的なエンジン音が盛り上がり、パンチの利いた加速を見せる。

二つのハイブリッドに共通しているのは、市街地から高速道路まで気持ちよく走ること。「速い」というより、「心地よい」という表現がふさわしく感じるフィーリングなのである。

マニアックなテーマなので最後に回したけれど、快適な乗り心地と颯さっ爽そうとしたコーナリングを両立していることも、アルカナの大きな魅力だ。一般に、スポーティーに走らせるためにはサスペンションを硬くする必要があり、すると乗り心地が悪くなる。アルカナは、それを克服し見事に両立させているのだ。

両立できるのは、フランスでのクルマの使われ方に対応しているからだ。街中の石畳の道を走ったかと思えば、都市間を結ぶ制限速度130km/hのオートルートを突っ走り、地中海沿いやアルプスの麓ふもとにはワインディングロードが控えている。さまざまな場面で快適に移動するために、オールマイティーな能力が磨かれている。

●ルノー・コール
TEL 0120-676-365

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ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「Nileport」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。