機能と美を両立する

家庭用フルオーダーキッチンブランド、MEISDEL(マイスデル)。使い勝手はもちろん、美しさにおいても、施主一人ひとりの好みに合わせて、こだわりを実現する。

Photo Satoru Seki  Text Ichiko Minatoya

家庭用フルオーダーキッチンブランド、MEISDEL(マイスデル)。使い勝手はもちろん、美しさにおいても、施主一人ひとりの好みに合わせて、こだわりを実現する。

機能と美を両立する、マイスデル
扉の仕上げや取っ手のサイズにまでこだわりぬいた、L型カウンターとシンク。見た目以上に収納力があり、使う人がストレスなく料理と片付けができるよう、さりげない工夫が施されている。

アルヴァ・アアルトのもとで建築を学び、日本を代表する建築家である武藤章が、自身の師である天野太郎のために設計した住宅を縁あって購入したM夫妻は、元の意匠が持つ美しさを大事にしつつ、現代の暮らしにフィットさせるために、ダイニングキッチンにMEISDEL(マイスデル)を選んだ。

「元は木が多用されていた空間ですが、金属やプラスチック、さまざまな素材を組み合わせて、私たちらしい空間にしたかったんです」。知人の紹介でマイスデルを知り、ショールームを訪ねたところ、サイズはもちろん、厚みにまでこだわれる、ステンレスのキッチンという点に感激した。

「もともとステンレスという素材が大好きだったこともあり、表面の仕上げなどもバリエーション豊富なマイスデルに引かれました。私が漠然とした希望を出しても、すぐにデザイナーさんが具体的な選択肢を提示してくれるので、あっという間に思い通りの……いえ、思った以上に素敵なプランが決まりました」

築40年の経年劣化や、収納の少なさなどの課題が解消され、使い勝手の良さはもちろん、美しい輝きに満ちたキッチン。

「動線も全く無駄がなくて、こんなに快適になるとは思いませんでした。もともとの意匠を生かして、新しい美しさが生まれました」

日々の手入れの相談もできて、とても頼もしいと語るM夫妻。理想をかなえた美しいキッチンは、家族のもっともお気に入りの空間である。

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    隠されていたキッチンをオープンタイプにリフォーム。開放感あふれる空間に。
  • 機能と美を両立する、マイスデル 機能と美を両立する、マイスデル
    木とステンレスとタイルが見事に調和し、機能性とデザイン性を生み出している。
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    使い勝手によって取っ手の有無も考えた収納スペース。容量が大きく、料理道具をすっきり収めることができる。
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●タニコーMEISDEL室
TEL 03-5498-7112

※『Nile’s NILE』2024年4月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。