海中で貝や石灰藻が付着したボトルは、同じものは一つとしてない自然が造ったアートだ。 海の力に育てられた熟成ワイン。マーレ・サント・キュヴェ・プレステージ、14,300円。 マーレ・サントが造られているのは、アドリア海沿岸にあるゴリシュカ・ブルダ。 光が届かず、海水温も変化の少ない水深20メートル。海底熟成ならではの高貴な味を実現する。
ただし、1年間、ただ海に沈めておくのではなく、海流の状態などのチェックは欠かさない。葡萄の手摘みから始まり、一貫した丁寧な作業により大切に造られていることも特筆しておきたい。
海底熟成であることの証しはボトルにも表れている。貝や石灰藻がびっしりとついたその姿は、華やかさをまとい、アートのような存在感だ。自然が作り出した造形美はただの一つも同じものはなく、海で奏でられた壮大なストーリーを想起させるだろう。
その希少性からヨーロッパでは限られた人だけが手にすることができる会員制。今年から始まった日本での販売は、キュヴェ・プレステージとロゼの2種類を展開し、それぞれ2000本の予約販売となっている。この“アドリア海の宝”は、特別な人への贈り物にも最適だ。予約はすでに始まっているので、公式サイトを早めにチェックしてほしい。
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