ドメーヌ・クラレンス・ディロンの会長兼CEOルクセンブルク大公国ロベール皇子は、クラレンドルについてこう語っている。
「若い頃ロンドンに住んでいた私には、金銭的にも時間的にも、高級ワインを楽しむ余裕がありませんでした。家族がシャトー・オー・ブリオンを所有していたため、ボルドーの良き思い出があり、手軽に楽しむことができたらと思っていました。南西仏ボルドーのテロワールを忠実に反映し、ヴィンテージが明確に示された、上質なブレンドワイン。複雑さ、優雅さ、バランスに優れ、手頃な価格で信頼できるもの。若き日の私が熱望したボルドーワインは、きっと今も世界中で求められているだろう-そんな思いに着想を得て2005年に誕生したのがクラレンドルです。ファーストリリースは02年ヴィンテージ(赤)。以来さまざまなヴィンテージのクラレンドルを今でも家族と楽しんでいます」
アカデミー賞という最高の舞台で、数多くの著名人に囲まれてひときわ輝いたボルドーワイン、クラレンドル。しかし、考案者ロベール皇子の思いの通り、いつものレストランで、自宅のテーブルで、これからの季節はアウトドアでもスポットライトの下と同じ輝きと美しいアロマで、私たちを魅了するだろう。