夢の向こうへ駆け抜ける

馬主になる。それは、ロマンを所有するという一つの生き方である。パートナーとしての馬と一緒に人生を駆け抜け、夢にあふれた未来を謳歌したい。

Photo Satoru Seki Text Mizuki Ono

馬主になる。それは、ロマンを所有するという一つの生き方である。パートナーとしての馬と一緒に人生を駆け抜け、夢にあふれた未来を謳歌したい。

馬と馬主
2021年にセレクトセールで購入し、現在デビュー待ちの2歳馬。

競馬は、奥が深い競技だ。スポーツとして見る人、アイドルのように一頭の馬を追う人、ギャンブルを楽しむ人、血統にロマンを見る人。さまざまな切り口からさまざまなファンが競馬を楽しんでいる中でも、馬主というのは特別な存在だ。馬主になると見える世界が変わる。単純に、上階にある馬主席でゆったりとレース観戦ができるようになるというだけでなく、〝馬と一緒に走る〞人生を歩むことになるからだ。

「大人になると、感情を大きく動かされることが少なくなってきます。しかし馬を持っていると、自分の馬と一緒に心の底から喜んだり、悲しんだりできる。少しでも興味があるなら、まずは飛び込んでみるのがおすすめです。馬主、楽しいですよ」

瞳を輝かせてそう語る寺田さんの目標は、JRAのレースでまず1勝すること。そしてゆくゆくは「あの馬持ってるんですね」と一目置かれる馬主になることだという。

目標に向かって、人生を走る。寺田さんにとって馬とは、未来を楽しむための夢そのものなのかもしれない。

個人馬主登録

❶日本中央競馬会競馬施行規程第7条第1号~第13号に定める事項のいずれにも該当しないこと。
❷今後も継続的に得られる見込みのある所得金額が、過去2カ年いずれも1700万円以上あること。
❸資産の額が7500万円以上であること。
※上記詳細はJRAのホームページで馬主情報をご確認ください。

日本中央競馬会 TEL03-3591-5251

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。