幸せは料理を作る場所にある

細部まで洗練された上質なキッチンを提案するイタリアのラグジュアリーキッチンブランド、ダーダ。今年の5月に発表された最新コレクションでは、光と影のコントラストが際立つ彫刻のようなキッチンが登場した。邸宅のようにコーディネートされたショールームで、ぜひ実物を見てほしい。

Photo Satoru Seki Text Asuka Kobata

細部まで洗練された上質なキッチンを提案するイタリアのラグジュアリーキッチンブランド、ダーダ。今年の5月に発表された最新コレクションでは、光と影のコントラストが際立つ彫刻のようなキッチンが登場した。邸宅のようにコーディネートされたショールームで、ぜひ実物を見てほしい。

キッチン
モルテーニ・ダーダ東京の「MOLTENI&C HOME」のフロアに展示された「インターセクション」。突き板が交差する扉材は写真のブラックオークのほかサーモオークがある。

自宅で過ごす時間が長くなった近年のライフスタイルのなかで、家族やゲストとにぎやかにキッチンを囲む時間も増えたのではないだろうか。毎日の食事に関わるだけでなく住まいの主役となりつつあるキッチンは、機能性はもちろんデザイン性も高いものを選びたい。そんな上質なキッチンを求める人におすすめしたいのが、イタリアのラグジュアリーキッチンブランド、ダーダだ。2020年に本国で発表された同ブランドの最新キッチン「インターセクション」が、今年5月に日本に上陸。彫刻のように美しいキッチンとして注目を集めている。

キッチン
正面に豊かな緑を望む「MOLTENI&C HOME」のフロアは、ブランドが思い描いた理想の暮らしを邸宅のようにコーディネートしている。

1926年にイタリアで創業したダーダは、最高峰の技術力を誇る総合家具ブランド、モルテーニのグループブランドだ。2016年からは両ブランドのクリエイティブディレクターをベルギーの建築家、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン氏が担当。統一された世界観のもとでその技術力とデザイン力を最大限に発揮し、精緻なシステム収納をはじめ、ソファやテーブルなどの家具、キッチンなど住まいに必要なアイテムと建築が美しく調和するトータルコーディネートをかなえている。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。