今回、新たに完成したのは東京・三軒茶屋に建つマンションの一室。約140m²のメゾネットタイプの部屋が、ハワイアンに生まれ変わった。何よりも特筆すべきは、ハワイならではのおおらかな空気感を生み出すために細部にまでこだわったインテリアだ。
エントランスでは大胆なリーフ柄の壁が迎え、見上げれば約6mの吹き抜けに曲線を描くバルコニーが。クラシカルなシャンデリアや、アメリカのアンティークの金物を用いたシーリングライトと相まってハワイのラグジュアリーホテルを訪れたような気持ちにさせてくれる。
その先に広がるリビングダイニングで目を引くのは、天然溶岩石を貼った柱やモールディングを施した腰壁。さらにゆったりとまわるリーフデザインのシーリングファンや、ぽってりとしたペンキで仕上げた各部屋のルーバードア、框扉が美しいキッチンカウンターもアメリカならではのクラシカルで高級感のある住まいを彷彿とさせる。
また、コンセントやスイッチパネルもアメリカ式を採用し、設備機器のサインも英字で表記するといった徹底ぶり。どこにいてもその世界観が損なわれることなく楽園気分に浸れるからこそ、実際にハワイを訪れたかのような癒やしに満ちた日常を過ごすことができるのだ。
もちろん、日々の暮らしがより快適になるよう、インテリアだけでなく生活動線や使い勝手にもひとつひとつこだわっている。
現在、三軒茶屋のほか西麻布や代官山でも新たなプロジェクトが進行中。ハワインアンテイストの世界観を損なうことなく、ここまでラグジュアリーでクオリティーの高い空間をかなえたリノベーション物件はほかにはまずないのではないだろうか。都心で暮らすからこそ、ハワイで過ごすような幸せな毎日をぜひ過ごしてほしいものだ。
●ロイズアセット
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※『Nile’s NILE』2021年9月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています