薪ストーブで、 ワンランク上の空間を

スキャンサーム待望の新作

Text Hina Tomizawa

スキャンサーム待望の新作

焚き付けにも挑戦できる体験型ショールーム。
焚き付けにも挑戦できる体験型ショールーム。

世界初の「組み立て式薪ストーブ」を生み出し、薪ストーブ界に新しい潮流をもたらした、革新的薪ストーブ・ブランド「スキャンサーム」。創業40年に満たない比較的若いブランドながら、20を超える世界的デザイン賞を総なめにする、欧州トップブランドだ。その革新的なコンセプトとデザイン、卓越した技術力は、多くの競合他社に影響を与えてきた。

薪ストーブというと、どっしりとした鋳鉄製のクラシックなデザインで、部屋の雰囲気を支配するようなものをイメージされる方も多いかもしれない。しかし、スキャンサームが提案するのは、従来の薪ストーブとは一線を画す、ワンランク上のリビング空間を創出する「ヒーティングファニチャー(暖房家具)」というコンセプト。その洗練されたデザインと独創的な発想によって、薪ストーブの常識を覆し、目の肥えたユーザーから絶大な支持を得てきた。

その極致が、2013年に発表された世界初の組み立て式薪ストーブ「エレメンツ」シリーズ。「モジュール化された火室と2種類のボックスを組み合わせることで、デザイン性と自由度を共存させる、革新的コンセプトを持った薪ストーブ。その組み合わせは数百通りにも及び、ユーザー自身が自由にデザインを決定し、空間をトータルにコーディネートすることができる。

そして今冬、鋼板製の「エレメンツアイアンウッドラック」シリーズが満を持して日本上陸。風合いのある木製のパネル引き出しのついたマットブラックの鋼板製ボックスは、本体に並べてベンチや収納として、耐荷重200~300㎏という強靭な壁取付金具を使って壁面ディスプレーとして、というように自在な組み合わせが可能。まさに「ヒーティングファニチャー」の名にふさわしいコーディネートが可能になった。

ディテールの美しさもスキャンサームの魅力のひとつ。折り曲げ加工に比べてコストのかかる溶接によって加工した上、手作業で削りと研磨を繰り返すことで仕上げられていく本体の接合部の美しいエッジ──この工程が評価され、同社はドイツ国内の鉄鋼関連企業がしのぎを削る「スチールイノベーションアワード」でも高い評価を受けている。また、薪ストーブ製品としては、安全性へのこだわりも欠かせない。ドイツ建設技術研究所(DIBt)のお墨付きであることを示す「DIBt認証」や、全てのEU(欧州連合)加盟国の基準を満たす証となる「CEマーク」など、さまざまな安全認可を取得。常によりよい性能を目指すスキャンサームの姿勢は、取得した安全認可の数にも表れている。

ラニーニャ現象の発生により、大雪や大寒波が予想されている今冬。さらに、コロナ禍の影響でステイホームが増えることが予想される。スキャンサームのあるリビングで、暖かくリラックスした時間を演出してはいかがだろうか。

※『Nile’s NILE』2020年11月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

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