ワイン愛好家であれば誰もが必要とするワインセラー。特に思い入れのある一本は、最適な環境で保存・熟成したいものだ。性能の良いワインセラーを求めたとき、ユーロカーブというブランドを耳にしたことがある人は多いのではないだろうか。同社は1976年に世界で最初にワインセラーを誕生させたフランスの専門メーカーだ。45年の歴史のなかで品質の高いワインセラーを生み出し続け、世界中で愛されてきた。日本においてもワインセラーといえば一番に名が挙がるほどのブランドであり、目の肥えたワイン愛好家に高く評価されている。
フランス・ヴィルユルバンヌに本社を置くユーロカーブが特にこだわっているのは、ボトルに込められたワイン生産者の思いを守ること。ワインセラーにより最適な瓶内熟成ができれば、生産者が目指した香りや味をきちんと飲み手に伝えることができる。そのために、同国の大学研究室やハイテクノロジー研究所と提携し、ワインに応用される物理化学、空気処理、熱力学、電磁波測定などの研究を重ねて保管のノウハウを蓄積してきた。さらに、フランス国内にある自社工場で最終的な製作を行うことで品質と信頼性を保証。フランス製であると認められたものにだけつけられるラベリング制度「Origine FranceGarantie」を取得している。
そんなユーロカーブが、これまでのすべてを結集して生み出した最高傑作のワインセラーが「ロワイヤル」だ。マーケティングから技術開発、デザイン、製造まで3年もの歳月をかけて完成したもので、ついに日本での本格受注がスタートした。パフォーマンスをはじめ、威風堂堂とした美しいたたずまいや優れた耐久性など、すべての面において世界最高峰であり、これ以上のものを探すのは難しいだろう。
最大124本を収納できる庫内は、独自の研究に基づきワイン熟成に最適と考える12度に常時コントロール。取っ手をフレームと一体化してデザインしたシンプルで美しい扉は、アルゴンガスを充填した三重構造ガラスで紫外線をカットする。香りが大切なワインのため、庫内を無臭にすることにもこだわるほか、振動の吸収や電磁波の遮断に配慮した構造を採用するなど、随所で先進技術を生かしている。
さらに、インテリアの主役となるシャープで堅牢なデザインも大きな魅力。扉を閉めたままでもエチケットが見えるようディスプレイでき、柔らかな琥珀色の光がそれぞれの棚を個別に照らす。側面や背面から見ても美しく、扉を額縁のように縁取る外装パネルは天然石を思わせる上質な色柄を11種類から選ぶことが可能。黒やステンレスが主流のワインセラーのなかで、豊かなカラーバリエーションは嬉しいポイントだ。
ワインを心から愛する人にこそ、ぜひ導入してほしい最高峰のワインセラー。ワインを囲む日常が、より豊かなものになるだろう。
●日仏商事 TEL03-5778-2495
※『Nile’s NILE』2021年11月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています