自由が丘の駅から徒歩7分。奥沢の由緒ある高台に、シンプルかつ無駄のない、美しい家が独自の存在感を放っている。「奥沢光庭(おくさわひかりにわ)」と名付けられたこの家は、建築プロデューサーの河部吉孝氏が手がけた建売住宅である。
「注文住宅は予算と時間がかさみます。そして建売住宅だと派手な素材を寄せ集めただけで、作り手の理念とセンスが感じられないというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、企画者がもっと創造性と経済性のバランス感覚を持つことで、魅力的な建売住宅を生み出すことはできるのです」と河部氏は言う。
実際、メンテナンスフリーの既製品だけで高いデザイン性を実現した河部氏の建売住宅は他に例がないため、「建築家に頼みたいけれど時間がない」、「建売住宅は最初から眼中になかった」という富裕層から絶大な支持を得ている。
「奥沢光庭」の特徴のひとつは、建物の中心に中庭があることで、各部屋から家族だけの光と緑の眺めを楽しめること。窓辺にたたずめば家族だけの空や風も感じられる。明るい中庭の景観が、この家をより美しく、心地よくさせている。そして、この眺めを実現したのが、YKK APの新しい「防火窓Gシリーズ アルミ樹脂複合NEO」だ。
従来、都市部に多い防火・準防火地域の住宅で必要となる防火窓といえば、網入ガラスが一般的だった。しかし、網入では眺望の妨げになることは否めない。今回の新防火窓では、防火機能はそのままに、網のないクリアな視界を確保。さらに、網戸も一般的なものよりネットの太さを6割に減らした「クリアネット」を使用することで、これまでにありそうでなかった、気持ちよく抜けた景観を叶えている。
「いくら建物にこだわっていても、窓からの眺めが美しくなければ意味がありません。今回、YKK APの新しい樹脂複合サッシを採用したことで、簡潔で長く住むことのできる家を求める、美意識の高いお客様に向けた住宅を完成させることができました」と河部氏。
さらに、従来の網入ガラスと比べて軽く、窓を開閉する際のストレスも軽減される。サッシは長年の主流だったアルミ素材に樹脂を組み合わせることで、断熱効果が向上。窓近くでの温度変化が少なく、住む人の冷え性などを改善し、未病の予防につながるという健康面でのメリットが生まれた。結露の防止効果も高められたことから、躯体(くたい)保護効果も向上している。
窓がクリアになると、一見して美しい。だがそれだけでなく、日々そこで暮らす家族にとって、より気持ちよく快適で、将来的な健康にも役立つ機能性を兼ね備えた家になる。建売住宅でも高感度で、防火窓でも視界が保てる。YKK APの先進性と比類のないプロデューサーによって選択肢が広がった今、理想の家を追求してみてはいかがだろうか。
※『Nile’s NILE』2018年2月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています