オーディオブームのさなかである1972年、多くのブランドが大量生産・普及価格帯路線に進む中で一歩距離を置き、オーディオの本質と向き合い、自らの理想とするこだわりの音を求めて設立されたオーディオ専業メーカーがアキュフェーズである。当時国産ブランドでハイエンド製品に特化したメーカーは数少なく、世界の高級ブランドと肩を並べる存在となることを目指していたのはアキュフェーズしかなかったのかもしれない。
その決意から50年の歳月が流れる中、現在まで会社の規模を拡大させず、量より質の追求に努めた製品開発を続け、いまや世界中にファンを作るまでになっている。
アキュフェーズ製品は品質の良さ、デザイン性、性能にこだわった最上級のオーディオシステムであることはもちろん、モデルチェンジのサイクルが長いことも特長といえよう。
加えて創業当時の製品まで可能な限り修理に応じるという手厚いアフターサービスを実現しており、製品の価値を長期間にわたり持続できることが人気の高さにつながっている。