京都で本格的な江戸前寿司を食す

「フォーシーズンズホテル京都」に「鮨 銀座おのでら」がオープン。800年もの歴史を紡ぐ名庭「積翠園」を眺めながら、全国各地から選りすぐった最高の食材を使用した江戸前寿司を堪能し、至福のひとときを過ごしてほしい。

Text Hiroko Komatsu

「フォーシーズンズホテル京都」に「鮨 銀座おのでら」がオープン。800年もの歴史を紡ぐ名庭「積翠園」を眺めながら、全国各地から選りすぐった最高の食材を使用した江戸前寿司を堪能し、至福のひとときを過ごしてほしい。

京都で本格的な江戸前寿司を食す、鮨 銀座おのでら、フォーシーズンズホテル京都
「鮨 銀座おのでら フォーシーズンズホテル京都店」のカウンターには、樹齢約400年のヒノキを贅沢に使用。

京都東山地区で平家の昔より800年の歴史を持つ池泉回遊式庭園「積翠園」に抱かれるようにして立つ「フォーシーズンズホテル京都」。妙法院の一角に8年前に新築された伝統とモダンな感性が調和する、言わずと知れたラグジュアリーホテルだ。景観地区に位置し、世界遺産に認定されている清水寺よりも高い建物は建設不可。よって、5階建てという低層階のホテルが、今どきの都市型のラグジュアリーホテルとの一番の違いであろう。どの部屋もテラスに出られ、風の流れ、木々のざわめきを感じることができ、自然との一体感は格別のものがある。

レストランはメインのダイニングが寿司レストランとモダンステーキハウスの二つ。そのほかに、ラウンジ&バー、池のほとりに立つ離れのティーハウスラウンジの四つだ。なかでも寿司レストランが、この10月から「鮨 銀座おのでら フォーシーズンズホテル京都店」になり、一層、魅力を増した。

京都で本格的な江戸前寿司を食す、鮨 銀座おのでら、フォーシーズンズホテル京都
「鮨 銀座おのでら フォーシーズンズホテル京都店」の総料理長に就任した久保卓弥氏。

「鮨 銀座おのでら」といえば、本格的な江戸前寿司店であることはもちろん、4年連続で初競りの一番マグロを落札するなど、目利きとしても知られる。また、本店の高級業態のほかに、「登龍門」と称して、後進を育成するシステムや、広く寿司に親しんでもらいたいと始めた回転寿司など多様な展開。また米国、中国と海外にも出店してきた経験の豊かさも信頼感の高さにつながっている。そんな実績を買われ、「鮨 銀座おのでら」に声がかかったという経緯だ。フォーシーズンズホテル京都は海外旅行客にも人気だが、紅葉時期はさらに海外からのゲストが増える。当然、握り手にも英語力が求められる。今回料理長に就任した久保卓弥氏は、今はなきNY店のミシュランの星・5年連続獲得を着任後も守り通した経験を持つ。そうしたことを聞けば、いやがうえにも期待が高まるではないか。また、「鮨 銀座おのでら フォーシーズンズホテル京都店」の利用は宿泊客も多く、そのラグジュアリー感は推して知るべしである。

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    「鮨 銀座おのでら」は4年連続で初競りの一番マグロを落札するなど、目利きとしても定評がある。
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    全国各地から最高の食材を取り寄せ提供する「鮨 銀座おのでら フォーシーズンズホテル京都店」。
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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。