昨年11月来、高知に足を運ぶこと4回。「両親が愛媛の出身」だという下村浩司氏には“四国の血”が流れていることもあってか、ぞっこん高知にほれ込んだようだ。
きっかけは「土地の力を引き出すデザイン」で注目される高知のグラフィックデザイナー 梅原真氏と仕事で関わりを得たことである。その縁で初めて訪れた高知でふと「5年ほど前にヴィラサントリーニのオーナーとシェフが六本木のうちのレストランに来てくださったことを思い出した」
「今度は私がおうかがいしよう、と急きょランチにうかがったんです。ほぼ100%高知産の食材を使ったその料理が予想以上においしくて、新鮮な刺激を受けましたね。それで帰り際にオーナーからコラボイベントのお誘いをいただき、二つ返事で『やりましょう』となったわけです」