鹿児島本格焼酎と羊肉料理のペアリング
本格焼酎と羊肉は、その独特の風味から好き嫌いが分かれるお酒と食材だ。羊肉料理専門店の羊SUNRISEでは、一癖も二癖もある焼酎と羊肉をうまく掛け合わせ、美味しいペアリングとして2022年12月末まで提供している。
豚肉や牛肉のように宗教上の縛りがない羊肉は、世界最古の家畜ともいわれる。近年では、世界的な需要が増え、その価値も上がってきているという。羊肉独特の臭みが苦手という人も多いが、羊SUNRISEの羊肉は、臭みがなく、すっきりとしてほのかに甘みが感じられる。同店代表取締役の関澤波留人さんは、「新鮮の”鮮”という字からもわかるように、魚と羊は鮮度が大事」と語り、冷凍しない国産の羊肉を1頭買いすることにこだわっている。そのため、様々な部位が堪能できるのもうれしい。
合わせる本格焼酎には、伝統にとらわれず、新たな味わいの開拓に挑む鹿児島県産焼酎が揃っている。ふわりとウイスキーのようなニュアンスが感じられるシェリー樽熟成のリキュール「WAIDO SPIRITS樫樽貯蔵酒42°」や、ほくほくしたポテト感のある「じゃがいも焼酎 MOTO 2023」、一番茶やほうじ茶がさわやかに香る「知覧tea酎」「知覧tea酎ほうじ茶ver.」など、これまでの焼酎の概念を一新する顔ぶれだ。
意外なようで、時に焼酎の甘みが羊肉の旨味を引き出し、時に羊の脂をさっぱりと流してくれるペアリングは、「なるほど!」と思わず笑みがこぼれる、美味しい驚きの連続だ。
羊肉と本格焼酎の新たな味覚の世界観をぜひ体験あれ。