Beverage Collection

週末に楽しみたい、注目のシャンパーニュ、ラム、ロゼワインを紹介。

週末に楽しみたい、注目のシャンパーニュ、ラム、ロゼワインを紹介。

ドン ペリニヨンの歴史に残るヴィンテージ

DOM PÉRIGNON

ドンペリニヨンヴィンテージ 2004 プレニチュード2
ドンペリニヨンヴィンテージ 2004 プレニチュード2 ギフトボックス750ml、72,270円

高級シャンパーニュブランド、ドン ペリニヨンから「ドンペリニヨンヴィンテージ 2004 プレニチュード2」が発売された。ドン ペリニヨンのヴィンテージは、限られた本数のボトルのみセラーに保管され、長期間熟成をさせるのが特徴。この度登場したヴィンテージは、2013年にリリースされたものから澱引きをせず、18年の熟成期間を経て調和させた一本だ。
 
2003年は葡ぶどう萄の栽培に悪影響を及ぼす霜害や歴史的な猛暑があったのに対し、2004年は極端な天候に見舞われることもなく、葡萄の木は順調に成長。8月は多少涼しかったものの気候に恵まれ、収穫前の暑く乾燥した数週間によって、ドン ペリニヨンの歴史に残るヴィンテージに位置づけられた。
 
最初に感じられる香りはピンクグレープフルーツとブラッドオレンジの柑橘系で、次第にイチジクの香りに変化していき、長時間熟成させたことでミネラル感も強く楽しめる。口にふくむとデリケートながらも輪郭をもった精密さが感じられ、リコリスと溢れる気品を漂わせた余韻が続く。

●MHD モエ ヘネシー ディアジオ 
TEL 03-5217-9732 www.domperignon.com/jp-jp

ニカラグアの活火山で育まれた極上のラム

Flor de Caña

 Flor de Caña
フロール・デ・カーニャ<25年> 700ml 、14, 927円

フロール・デ・カーニャは南米ニカラグアの活火山サンクリストバルの麓で、1890年から続く歴史あるラム造りの名家。100%再生可能なエネルギーで蒸留するなど、サステナブルな生産方法にこだわりながら自然熟成させ造り上げている。砂糖や人工物を一切使用せずグルテンフリーなのも特徴。また、カーボンニュートラルの認証とスピリッツでは世界で初めてフェアトレード認定を取得している。
 
受賞歴としては、毎年ロンドンで開催されているインターナショナル・ワイン&スピリッツコンペティションで2017年に最優秀ラム酒生産者賞「グローバル・ラム・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しているほか、国際的な賞を200以上も受賞している実力派だ。
 
ラインアップは熟成年数などが異なる5種類を展開。濃厚な琥珀色のウルトラ・プレミアム・ラム「フロール・デ・カーニャ<25年>」は、玄人をターゲットにした最高級品質のラム。バニラ、ウッド、ダークココアが融合した香りが感じられ、ほのかな甘みを伴う長い余韻が心地良い。

●アイデイ商事株式会社 
TEL 06-6344-0003 id-shoji.com

自然へ還元するオーガニックなロゼワイン

CHÂTEAU GALOUPET

CHÂTEAU GALOUPET
シャトー ガルペ クリュ クラッセ ロゼ 2021 750ml、7,480円

フランスでその品質が認められ一定の基準をクリアしたワインなどに与えられるクリュ・クラッセ・ド・プロヴァンスに格付けされたシャトー・ガルペは、77ヘクタールの自然保護林と、2020年からオーガニック栽培へ移行した69ヘクタールの葡萄畑を保有するワインエステート。葡萄畑からワインがグラスに注がれるまで、一貫してサステナブルなワイン作りを行っている。

「 シャトー ガルペ クリュ クラッセ ロゼ 2021」は、そんなシャトー・ガルペのサステナブルな精神を体現した一本。3年間の土壌調査と葡萄畑の手入れ、敷地内の自然の再生を経た100%自社畑の葡萄を使用。豊かで自然なアロマを持ち、オーガニックに栽培されたテロワールワインだ。ボトルは環境へ配慮したスマートパッケージへの取り組みにより、リサイクルされたアンバーガラスを70%使用し、二酸化炭素排出量の大幅削減に成功した。淡いローズカラーが美しく、桃や柑橘のようなフレッシュフルーツの豊かな香りが堪能でき、滑らかでミネラル感のある豊潤な味わいが特徴だ。

●MHD モエ ヘネシー ディアジオ 
TEL 03-5217-9732 www.mhdkk.com

ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。