東京・半蔵門の閑静な街並みに門をかまえる「福扇華」は、福岡県のアンテナレストラン。福岡県産の食材を用いた料理を軸に、県産のお酒、器や織物などの工芸品を楽しむこともできる。特に評判を呼んでいるのが、落ち着いた空間でゆっくりと、福岡県を総合的に感じることができる夜のコースだ。
何より、グルメの県として知られている福岡県。中でも魚の種類の豊富さ、品質の良さには定評がある。
「福扇華」では、そんなとびきり新鮮な魚介類が集まる博多長浜市場から、毎日空輸で送られてくる品々を使用。とりわけ天然真鯛やヒラマサなどの味わい深さには、“福岡の魚”の底力を感じる。
加えて、冬は宗像市の鐘崎漁港直送の天然ふぐを用いた料理も登場。夜のコースではふぐの小鍋仕立てを楽しむことができるほか、ふぐ皮のポン酢、てっさ、唐揚げ、鍋、雑炊にてふぐを味わい尽くす「天然ふく鍋」のコースも設けている。
そのほか、博多和牛やはかた地どりなど、滋味あふれる地元ブランドの肉を使ったメニューも評判だ。また、四季折々の上質な野菜も福岡県から取り寄せ、ふんだんに使用している。また、県内には69の酒蔵があるなど日本酒の文化が深い福岡県。
そんな福岡の地酒が種類豊富にそろうのも魅力だ。
東京にいながら、福岡県の豊かな食を体験できる「福扇華」。食事を通し、しばし、かの地を訪れた気分に浸ることができる。
●福扇華 TEL03-3288-2170
※『Nile’s NILE』2020年2月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています