
山形県の中央に位置する山形市は、県庁所在地でありながら、四方を山々に囲まれた自然豊かなまちだ。約830mにわたり桜のトンネルが続く「馬見ヶ崎(まみがさき)さくらライン」や、県内最古の歴史を持つ温泉が有名な蔵王で見られる氷と雪の芸術・樹氷など、四季折々の美しい景色を堪能できるスポットも豊富だ。俳人・松尾芭蕉が訪れた「山寺」や、東北四大祭りの一つ「山形花笠まつり」など、歴史と伝統が息づく観光地やイベントも多く、世界から多くの映画が寄せられる「山形国際ドキュメンタリー映画祭」や、山形の美を世界に伝える「山形交響楽団」は、国内外から高い評価を受けている。
寒暖差の大きい盆地の気候と豊かな自然に恵まれた山形市は、日本一と謳(うた)われるさくらんぼをはじめ、ラ・フランス、ぶどう、りんごなどのフルーツ、「つや姫」などのブランド米、とろけるような舌触りの山形牛、雪深い山々と清流に育まれた個性豊かな日本酒など、魅力的な食材の宝庫でもある。これらはふるさと納税の返礼品として味わうことができるので、ぜひ一度チェックしてみてほしい。
山形市では「健康医療先進都市・文化創造都市の確立」を目指し、観光振興に加えて、市民の暮らしを支える施策も積極的に展開。公共交通の利便性向上や再生可能エネルギーの導入など、環境に配慮した持続可能なまちづくりが進んでいる。自然と都市の調和、地域の人々との温かな交流が生む、心豊かな暮らしがここにある。
山形市役所 商工観光部 ブランド戦略課
TEL 023-641-1212
※『Nile’s NILE』2025年8月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています