ART

坂本龍一さんの本 前編

坂本龍一さん。さまざまな分野で類まれな才能を発揮していただけあって、著書もさまざまなジャンルに及ぶ。本を通して、坂本さんの生きる姿勢をたどってみよう。

坂本龍一さん。さまざまな分野で類まれな才能を発揮していただけあって、著書もさまざまなジャンルに及ぶ。本を通して、坂本さんの生きる姿勢をたどってみよう。

音楽家としての本以外にも、写真集や対談集などを通して、あらゆるジャンルからの素顔を垣間見ることができそうだ。

  • 『音楽と生命』/坂本 龍一、福岡伸一 著/集英社
    音楽と生命
    ―――
    音楽家の坂本龍一と生物学者の福岡伸一が、さまざまな挫折を経験しながら現在に至るまでの道のりを語り合い、さらにコロナ・パンデミックなどの世界のひずみに目を向け、豊かさを回復するための新たな思想を求めて行った対話の記録。
    ●『音楽と生命』/坂本龍一、福岡伸一 著/集英社
  • 『龍一語彙 二〇一一年 ‐ 二〇一七年』/坂本龍一 著/KADOKAWA
    龍一語彙二〇一一年 ‐ 二〇一七年
    ―――
    2011年から2017年の激動の7年間に坂本龍一がインタビューなどで発した言葉を集めて編集した坂本龍一版「現代用語の基礎知識」から世界を見る一冊。坂本の撮影による32ページの口絵カラー写真と福岡伸一による解説を収録。
    ●『龍一語彙二〇一一年 ‐ 二〇一七年』/坂本龍一 著/KADOKAWA
  • 『skmt 坂本龍一とは誰か』/坂本龍一、後藤繁雄 著/ちくま文庫
    skmt 坂本龍一とは誰か
    ―――
    坂本龍一は何を感じ、どこへ向かっているのか。「独特編集」をモットーに多数の写真集やアートブックを手掛ける編集者・後藤繁雄とともに、坂本の思考の系統樹をたどり、「時代」に解消されない独創性の秘密に迫る。
    ●『skmt 坂本龍一とは誰か』/坂本龍一、後藤繁雄著/ちくま文庫
  • 『愛国者の憂鬱』/坂本龍一、鈴木邦男 著/金曜日
    愛国者の憂鬱
    ―――
    坂本龍一と鈴木邦男が、脱原発から「日の丸・君が代」、ヘイトスピーチ、天皇制、三島由紀夫・高橋和巳・小田実などの文豪、音楽の起源から坂本、鈴木それぞれの源流まで、10時間にわたって徹底的に語りつくした対談を収めた一冊。
    ●『愛国者の憂鬱』/坂本龍一、鈴木邦男著/金曜日
  • 『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』/村上龍、坂本龍一 著/スペースシャワーブックス
    村上龍と坂本龍一21世紀のEV.Café
    ―――
    1980年代にカルト的な熱狂をもって迎えられた坂本龍一と村上龍の対談&シリーズ「EV.Café」を、東日本大震災後の日本で復活。二人が語る21世紀の日本の未来と単行本未収録の対談、鼎談(ていだん)を収録。
    ●『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』/村上龍、坂本龍一 著/スペースシャワーブックス
    ※版元品切れ
  • 『地球を聴く 3.11後をめぐる対話』/坂本龍一、竹村真一 著/日本経済新聞出版
    地球を聴く 3.11後をめぐる対話
    ―――
    音楽家の坂本龍一と文化人類学者の竹村真一による、地球と人間、森と音楽をめぐる対話を収録。3.11の人類史的意味、音楽・アートと自然との関係、日本語と言霊に至るまで、縦横無尽に語る。
    ●『地球を聴く 3.11後をめぐる対話』/坂本龍一、竹村真一著/日本経済新聞出版
  • 『NO NUKES 2012 ぼくらの未来ガイドブック』/坂本龍一、編纂チーム 編/小学館スクウェア
    NO NUKES 2012 ぼくらの未来ガイドブック
    ―――
    2012年7月に行われた脱原発の音楽フェスティバル「NO NUKES 2012」出演アーティストからの若い世代に向けたメッセージ集に加え、有識者による原発問題や自然エネルギーについての平易な解説も収録。
    ●『NO NUKES 2012 ぼくらの未来ガイドブック』/坂本龍一、編纂チーム 編/小学館スクウェア
    ※版元品切れ
  • 『フクシマからはじめる日本の未来』/大友良英、金子勝、児玉龍彦、坂本龍一 著/アスペクト
    フクシマからはじめる日本の未来
    ―――
    脱原発、脱経済学、脱都市、新しい社会の仕組み、新しい文化のあり方を探る異分野交流対談を収録。経済学者、ゲノム研究者、音楽家がフクシマの復興と、これからの日本に対する提言を熱く語った一冊。
    ●『フクシマからはじめる日本の未来』/大友良英、金子勝、児玉龍彦、坂本龍一著/アスペクト
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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。