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BMW X6

外見はちょっぴりやんちゃに、中身は賢い大人のスポーツクーペ。

Text Daichi Nakamigawa

外見はちょっぴりやんちゃに、中身は賢い大人のスポーツクーペ。

ニューBMW X6 車両価格8,700,000円~
ニューBMW X6 車両価格8,700,000円~

スラリと傾斜した大胆なルーフラインと、割り切った4人乗りのレイアウトが、新しい時代のSUVを感じさせる。SUVをスポーティに仕上げた、というよりは車高の高いスポーツクーペという印象だ。BMWにはすでに正当派Sports Activity Vehicle(スポーツ・アクティビティ・ビークル)のX5があるので、ブランニューX6は、これほどにも個性的に仕上げたのだろう。

スポーティな性格はヴィジュアルだけではない。BMWの伝統といえば緻密に吹け上がるエンジン。X6にはストレートシックス(直6)とV8が用意されるが、どちらも想像以上に官能的な回転フィールを持つ。ツインターボの恩恵か、背中を押すような強烈な加速も歓迎したい個性だ。最新の電子制御技術によって、切れ味鋭いハンドリングといざという時の安全性も両立した。外見はちょっぴりやんちゃに、中身は賢い大人のスポーツクーペである。

写真

トリムパネルはバンブー調。インテリアは前後部ともにスポーツ・レザーシートが奢られる。リアシート中央部には灰皿とカップホールダーも用意され、後席2名へのホスピタリティも抜け目ない(上左・右)。搭載エンジンは、新開発のV型8気筒ツイン・ターボ・エンジンと、直列6気筒ツイン・ターボ・エンジンの2種。トランスミッションはマニュアルモード付きの6ATで、パドルシフトも装備(中左)。

また、X6には、BMWで初となるダイナミック・パフォーマンス・コントロールを採用。これは走りの安定性と安全性を向上する機構で、リヤ・アクスルの個々のホイールに、駆動力を常時可変配分するもの。走行中の急なハンドル操作や、突然アクセル・ペダルを放した場合でも、走行安定性が確保される。テールゲートは電動式。開閉幅は5段階に調整できるため、天井が低いパーキングでも使いやすい(中右)。エギゾーストは左右1本。直6は丸型、V8は角型となる(左下)。

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ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。