コースに快音が轟いた1日目
初日は、フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンの創立20周年を記念した、会員限定のプログラム。実際にサーキット内を周回できる、走行プログラムがあるほか、日本初公開のサーキット走行専用車「599XX」および599「ハンドリングGTエボルツィオーネ(HGTE:Handling GT Evoluzione)パッケージ」、さらに、フェラーリの新型V8エンジンを搭載したGTモデル「フェラーリ・カリフォルニア」を初公開し、内容の濃いフェスティバルとなった。
フェラーリ新型V8エンジンに視線集中
フェスティバルの目玉は、やはり今夏にデリバリーを開始するGTモデル「フェラーリ・カリフォルニア」。リトラクタブルハードトップに独自の「2+」コンセプト、直噴V8エンジン、新型7速デュアルクラッチ・トランスミッションなど、フェラーリ初となる試みが満載のモデル。スタイルの美しさはもとより、燃料消費も抑えた同車は日本初公開。同フェスティバルには、新型モデルを見ようと多くのファンが集まった。
そのほかにも、ダイナミックなF1モデルの進化系、「F430」やスパイダーモデル「F430 Spider」、フェラーリのフラッグシップGTモデル「612スカリエッティ」などが一同に展示され、観客の目を楽しませた。
来場者充実のプログラム
フェスティバル2日目は、一部オーナー以外の一般客もサーキット観覧を楽しむことができ、コースを滑走するフェラーリの走りに目を奪われていた。同日のエキシビジョンレース「フェラーリトロフィー」は、新旧さまざまな車がタイムを競うレース展開で、F1マシンに負けず劣らない、熱戦を繰り広げた。
会場内には、女性向けに設けられた、リラクゼーションスペースやカフェ、子どもも楽しめるカーレーシングゲームがあり、家族が満喫できる心遣いも感じられた。
プログラム最後のパレードランは、圧巻の一言。2日間にわたる盛大なフェスティバルはこうして大盛況のなか幕を閉じた。