モーターサイクルは、欧州では、“いい年をしたオトナ”の楽しみである。
なぜかといえば、はやる気持ちを抑える克己心と、高性能マシンを維持できる財布は、年齢を重ねるごとに大きくなっていくからだ。
中でも、長距離を走る人に絶大な信頼を置かれているのが、BMWのモーターサイクル。1日に500㎞の移動はざらというライダーたちにとって、高速での快適性、ワインディングロードでのスポーツ性、刻々と変化する欧州の気まぐれな天候下での信頼性など、考慮すべき要素はたくさんある。
ライダーの要求を全て高い次元で満足させるのが、2013年に90周年を迎えた同社の二輪部門、BMWモトラッドのプロダクトなのだ。
BMW S 1000 Rは、水冷4気筒エンジンを搭載し、156psの最高出力と112Nmの最大トルクによるスーパーなポテンシャルを誇る。
加速の気持ち良さに酔いしれそうな人のために、走行モードが選択式で、「レイン」や「ロード」ではトルクを抑え、「ダイナミック」及び「ダイナミック・プロ」は性能をフルに楽しみたいときのためのものだ。
あらゆるパーツは素材も設計も凝っており、アートという言葉は絵画や彫刻のためだけでなく、高速移動のモーターサイクルにもふさわしいと思えるほどだ。所有する喜びを与えてくれる点でも、BMW S 1000 Rはアートだ。
●BMW カスタマー・インタラクション・センター
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※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています