マグナス・ハンソン代表取締役社長(以下・ハンソン)、大畑大介さん(以下・大畑)、こんにちは。大畑さんには先日、レンジローバー スポーツで山梨県・忍野村まで走りオフロード走行もしていただきましたね。
大畑「はい、とても面白かったです。片道100kmを超えるドライブも、あんなに快適だとは思いませんでした。僕は体が大きいので、乗るクルマを選んでしまいますが、レンジローバー スポーツは広々としていて、居心地が良かったです」
ハンソン「大畑さんにブランドアンバサダーをお願いしたのは、英国に拠点を置くブランドとして、ラグビーを応援しているからなんですね。神戸製鋼コベルコスティーラーズでの大畑さんのご活躍ぶりは、ラグビーを志す人たちの憧れだったし、今も後進の指導に余念がない」
大畑「恐縮です」
チームメートを尊重する
ハンソン「私が育ったスウェーデンでは残念ながら、ラグビーは定着していないのです。それだけに日本を含めて、ラグビーに熱中している方たちがうらやましいと思います」
大畑「皆、アイスホッケーですか」
ハンソン「例外なく、ですね。私もやっていました。アイスホッケーの良さとは何か。北欧の我々は定義をするのですが、エレガンス、スピード、頭脳が最も大事だというところが魅力。コンタクトとして、選手と選手のぶつかり合いも激しいのですが、見ていて楽しいのは先の三つの要素がとても重要だからです。私は英国で勤務していた時代に、ラグビーを知り、この点で二つのスポーツには共通点があると感じました」
大畑「ラグビーの良さの一つが、チームワークなんです。チームメートを信頼してプレーすることが基本にあります。敵陣のゴールにボールを持ち込んでトライしなくては得点できないのに、後ろにいるチームメートにボールをほおって、皆で前に進んでいくのがラグビー。自分一人がボールを抱えて走っていくのでなく、仲間にボールを託す。もしその選手がボールを落としたら、相手チームがそれだけ有利になる可能性が高い。それでもボールを渡すのは、相手への信頼があるからです」
ハンソン「重要な考え方です」
大畑「各プレーヤーの役割は、自分がどういうプレーをすればチームが有利になるかを第一に考えることなのです。それができないと勝利も得られません。自己犠牲のスポーツといわれるゆえんです」
ハンソン「大畑さんには、パワフル、ストロング、エレガント、スタイリッシュ、さまざまなポジティブな形容詞があてはまります。そこにランドローバーというブランドとの親和性があると考え、アンバサダーをお願いしたのです。とりわけパワーとエレガンスという点が、ラグビーとランドローバーの共通点だと思います」
大畑「レンジローバー スポーツを操縦して感じたのは、スタイリッシュな外観と豪華で快適な内装のいろんな要素が、すごく高いレベルにあるということ。軽快な加速性とハンドルを切ったときの俊敏な動き、そしてラフロードでの走破性の高さ、全てに感動しています。スポーツ選手みたいなクルマだと感じています」
ハンソン「それは素晴らしい形容です。大変うれしく思います。ランドローバーが2015年に英国で開催されるラグビーワールドカップの公式スポンサーを務めているのも、大きな意味があると思っていますので。今回、大畑さんにも協力していただき、15カ国を回って英国へと帰るトロフィーツアーの皮切りを日本で行えたのは、大きな喜びです」
伝統があるから前へ進める
大畑「ラグビーは伝統を大事にするスポーツですが、半面、ルールが分かりにくいという人も大勢います。点数の計算を始め、時代に合わせてルールが少し変わったりもしています。この偉大な“財産”を未来に託せるよう、前に進んでいると理解してもらえるとうれしいです」
ハンソン「それはランドローバーの考え方と合致します。伝統があるから大胆に前に進める。日本ではドイツ車の人気が高いのですが、乗っていただけばクルマの本質的な価値という点で、ランドローバーには大きなアドバンテージがあることを感じていただけると自負してます」
大畑「ボールを持ってどんどん走るのは気持ちいいもの。今後、目指すゴールへ近づくのを応援しています」
※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています