日本には「あからさまを嫌う」という文化がある。一目で見てすべてが分かるものよりも「実は……」という、もう一段も二段も深いものの方が、価値が高いとされ、あからさまなものは「野暮」と評価を下げる。また希少性の高いものを、あえて身近なものとして、無造作に見せるという表現も好まれ、これは人を驚かせる「遊び心」の一つとして、非常に高く評価されてきた。
金と言えば、世界共通の、そして時代を超えて尊ばれる宝の一つだ。貨幣経済の現代であっても、景気に左右されにくく、また国や貨幣が違っても価値が変わりにくい資産として、世界的に金は人気が高い。金を資産として持つとしたら、一番多いのはおそらく延べ棒だろう。
しかし金というのは変幻自在。金庫にしまっておく味気ない延べ棒ではなく、毎日眺めて楽しい形で持つ方が、よりいっそう価値が高まるというものではないか。
そうしたニーズを受けて、銀座SGCはさまざまな金の工芸品を提案してきた。熟練した腕を誇る職人が作り上げる洋食器や茶器、兜かぶとや剣、また伝統工芸士や人間国宝の手による置物や仏像など、金の希少性にふさわしい、格調高いものは人気が高い。
しかしそれ以外にもトランプやゴルフマーカーなど、「これを金で作ったのか!」と驚かせるようなアイテムも、純金で作る。
そんな中で、特に目を引くのは、いわゆる「キティちゃん」シリーズだ。
40年前に誕生し、今や世界中で愛されるサンリオの「ハローキティ」は、子どもから大人まで魅了する日本発のキャラクターだ。ハリウッドセレブも来日の際は「ハローキティ」のグッズを求め、ショップに足を運ぶ様子が紹介されており、今まで欧米にはなかった「KAWAII」という概念を認知させたことでも知られている。
時代を超え、国境を超え、世代を超えて愛されるキャラクター「ハローキティ」を、同じく時代を超え、国境を超えて価値の変わらない「金」で制作したいと考えた銀座SGC。
サンリオとのコラボレーションにより実現したハローキティシリーズは、サンリオの監修により、本来白い顔・体に可愛い色合いの服がトレードマークの「ハローキティ」の愛らしさを、純金の単色で十二分に再現。凹凸、つや消しなど、ディテールにさまざまな趣向を凝らした逸品となっている。
価格は100万円以上と、従来の「ハローキティ」関連グッズと比べてかなり高価だが、素材が金という希少性の点でも、資産として生かせるという点でも他のものとは一線を画す垂すい涎ぜんの品として、大人気となっている。特に今回の「ハローキティ40周年記念モデル」の大きなサイズは限定1体となっており、マニアにとってたまらない、自慢の逸品になるに違いない。
同じ金を持つなら、こうした「KAWAII」を金で表現する遊び心たっぷりの形がいい。眺めるたび、その愛らしさに心が和む。その魅力こそが、計り知れない価値ではないだろうか。
ハローキティ40周年記念モデル。大の仲良しのタイニーチャムを抱きしめるポーズも、「ハローキティ」らしいスタイル。大きなサイズは限定1体で、キティちゃんがファンを抱きしめてくれるというイベントも行われる。
「K24(純金) ハローキティ40周年 マスコット」
[大]重量1000g、高さ29cm、17,280,000円。
[小]重量50g、高さ10cm、1,080,000円。
8月12日(火)まで日本橋髙島屋の1階正面イベントスペースにて「~ 40th ANNIVERSARY ~ハローキティウイークス」開催中。
銀座SGCでは厳選された金製品の販売のみならず、X線分析器による迅速な金製品の買い取り、ダイヤのスペシャリストGIA-GG資格保有者による鑑定まで、貴金属に関する幅広い提案を行う。
銀座SGC
東京都中央区銀座5-7-10 ニューメルサ3F
営業時間11:00 ~ 20:00
フリーダイヤル0120-375614
※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています