レクサスのプロダクトについて語るとき、常に想起されるのは、デザインとかアメージング(驚き)である。もの作りを広く支援するこのブランドでは、今年、ミラノデザインウィークにおいて、この三つの単語を一つに「レクサス・デザイン・アメージング2014」としてしまった。なるほどと思ったものだ。
そして7月、アートと相性のいいレクサスを象徴するような新型車が登場した。レクサスNXだ。
「プレミアム・アーバン・スポーツギア」とレクサスでは定義。「ギアはかっこいい道具という意味を持ち、NXで先端の技術で研ぎ澄まされた機能と性能を魅力的なデザインで表現した」と開発を指揮したチーフエンジニアは語っている。
発表当時、大胆な造形で驚かされたコンセプトカーとあまり変わらないスタイルを持つレクサスNX。クーペのような躍動的な印象を与えるサイドウインドーのグラフィックスも美しく、都会的“ル・アーバン”というコンセプトにも納得する。
新しさはスタイルにとどまらない。注目はNX200tに搭載される新開発の2リッター4気筒だ。レクサス初のターボエンジンで、燃費に優れる一方、低回転域からパワフルだ。
軽井沢を走ったが、カーブで楽しめるうえ、高速では静粛性が高いと、全方位で出来が良いという印象だ。車体は適度にコンパクトで大きさを持て余すこともない。“記憶に残るドライブ”もある意味アートだ。レクサスはよく分かっている。
●LEXUS NX200t “F SPORT”
ボディー:全長4630×全幅1845×全高1645mm
エンジン:2.0リットル 直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ
最高出力:175kW (238ps)/4800~5600rpm
最大トルク:350Nm (35.7kgf・m)/1650~4000 rpm
駆動方式:AWD トランスミッション:6速AT
価格:5,180,000円(オプション価格は含まず)
NX200t(2WD) 4,280,000円~
●レクサス インフォメーションデスク
TEL 0800-500-5577(9:00~18:00 無休)
※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています