1936年に世界初のディーゼル乗用車を発売したメルセデス。経験ゆたかな同社が手がける「クリーンディーゼル」は、「世界で最も厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制に適合する優れた環境性能を実現」(メルセデス・ベンツ日本 広報)というもの。
一方、低回転域から大きな力を出すため、都市部では扱いやすく、高速走行では燃費にすぐれている。かつ、燃料費がプレミアムガソリンと比べるとリッター当たり40円近く安いなど、維持費も低め。要するにかなりいいことづくめなのだ。
その「クリーンディーゼル」の最新版が、2.2リッター4気筒搭載のEクラスである。130kWの最高出力と、1400rpmから発生する400Nmの最大トルクは、必要にして十分。パワフルという形容詞がよく似合う。
一度試乗してみれば、実に運転しやすく、とりこになる人が多いというのも納得できるのでは。新しい世界を連れてきてくれるメルセデス・ベンツのイメージにふさわしいニューモデルである。
CLS 220 BlueTEC クリーンディーゼル
欧州においてディーゼルエンジンは、かなりスポーティなクルマにも搭載されている。低回転域から力があって、かついまの技術が、回転のスムーズさと同時に高い静粛性を可能にしているため、ラグジュアリーなイメージすら強くただよう。
そのシンボル的な存在が、メルセデス・ベンツCLSクーペおよびCLSシューティングブレークに、2015年3月31日に新たに登場した2.2リッター4気筒クリーンディーゼルエンジン搭載モデルだ。メルセデス車のラインナップの中でも、洒落たクーペスタイルで人気のCLSとクリーンディーゼルエンジンとの組み合わせは、意外に感じるかもしれないが、上記の理由で、実は相性がとてもいい組み合わせなのだ。
全長4.9mの堂々たるボディに搭載される2.2リッター4気筒クリーンディーゼルエンジンは、低い回転数で大きな力を生み出す。130kWの最高出力と、400Nmの最大トルクが、力強い加速と優れたドライバビリティを発揮する。力不足を嘆くオーナーは少ないはず。
また、これらのモデルはセグメント最高水準の燃費約18.5km/l を実現。ロングツーリングのまたとないパートナーとなってくれるだろう。ゴルフでも温泉でもよい。行く先の夢はふくらむ。
●メルセデス コール
TEL 0120-190-610
※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています