ワールドワイドパートナーとして
今回、ランドローバーは、大会のオフィシャルカーとして450台のクルマを提供。そのうち360台は、ランドローバーの新しいプレミアムコンパクトSUV、ディスカバリースポーツだ。試合が行われた英国内の各都市をワールドカップ仕様のランドローバー車が走り抜けた。
こうした車両提供だけでなく、トゥイッケナム・スタジアムの中には、ランドローバー専用ラウンジを設け、軽食や飲み物を提供するなどして、観戦前後の時間をゆったりと過ごせるようにした。さらに、簡単なステージを設置し、ラグビー関係のランドローバー・アンバサダーが話をしたり、ラグビー選手などを招いてトークイベントなども開催。
もう一つ、今大会の目玉としてランドローバーが企画したのはマスコットキッズである。ラグビーワールドカップ参加20カ国でマスコットキッズを公募し、各国1名を選出。選ばれたマスコットキッズは、各国の初戦で憧れの代表選手と一緒に入場できるというものだ。
勝利を呼び込むラッキーボーイ
日本代表が南アフリカから大金星を挙げたこの試合で、日本代表選手らとともにピッチに立った少年がいた。日本のマスコットキッズとして選ばれた中野真太郎君(13歳)だ。中野君は、小学校1年生からラグビーを始め、現在は福岡市博多区のぎんなんリトルラガーズに所属する、立派なラガーマンである。未来の日本代表を目指して、日々練習に励んでいるという。
日本代表選手とともに入場するという大役を果たした中野君は、「朝からずっと緊張していたけど、対戦相手の南アフリカのマスコットキッズのジェーソン・ブレダ君と一緒にラグビーをしたり、話したりしているうちに、緊張がほぐれました。だから本番は緊張せず、自分でも堂々と入場できたと思います」と胸を張った。試合後、「日本の勝利が決まった瞬間が最も興奮したし、すごくうれしかった。あと、今日の日本代表みたいに、どんなに大きな相手でも皆で一緒にがんばれば勝てる、ということを教えてもらった」と中野君。
この貴重な経験を通して、ラガーマンとしても中野君は一回り大きくなったように見えた。
日本からもう一人、この瞬間に立ち会えたラッキーな人がいた。神奈川県横浜市から参加した主婦の粂聖子さん。
ランドローバー・ジャパンのウェブページで「ワールドカップ観戦ツアー1名様ご招待」の告知を見つけて応募。ラグビーに対する熱い思いを語ったら見事当選したそうだ。それもそのはず、粂さんの長女がタグラグビーを始めたことをきっかけに、今では三人のお子さんのほか、ご自身、旦那さんもラグビーをやっているという、ラグビー一家である。「生活の中心にラグビーがある」というほど、家族全員がラグビーに熱中している。
次回4年後、ラグビーワールドカップの開催は日本だ。今後も、さまざまな活動を通してラグビーをサポートする考えのランドローバーとともに、このまま世界中の、また日本のラグビー熱が上昇し続けることを祈りたい。
●ランドローバー コール
TEL 0120-18-5568(フリーダイアル)
※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています