森を駆け抜ける LINCOLN

本格的な夏が訪れると、人々が涼を求めて避暑地へと向かう。プレミアムセダンの快適性とアクティブなパフォーマンスを両立させたリンカーン MKXで、蓼科高原の森を駆る旅へ出た。

Photo Satoru Seki Text Fumio Ogawa

本格的な夏が訪れると、人々が涼を求めて避暑地へと向かう。プレミアムセダンの快適性とアクティブなパフォーマンスを両立させたリンカーン MKXで、蓼科高原の森を駆る旅へ出た。

排気量を抑えつつ、パワーもしっかり確保した3.7リッターV6エンジン搭載。これに通常は前輪駆動で、加速時や悪路走行時などに後輪へトルクを配分するインテリジェントAWDシステムが組み合わせられている。
排気量を抑えつつ、パワーもしっかり確保した3.7リッターV6エンジン搭載。これに通常は前輪駆動で、加速時や悪路走行時などに後輪へトルクを配分するインテリジェントAWDシステムが組み合わせられている。

ゆったりした乗り味と、大ぶりな車体がもたらす安心感。スポーツ多目的車の人気は定着しているが、緻ち密みつなドイツ車とは一線を画す、米国製のクルマも豊かな個性を持つ。

米国のプレミアムブランド、リンカーンが手掛けるMKXは、余裕あるサイズの4WD車づくりを得意としてきた米国ならではの、機能と快適性を併せ持った一台だ。

エンジンは3・7リッターV6。低回転域でもしっかり力があり、それが「プレミアム感」につながっている。かつ燃費改善も抜かりない。

運転性と効率性を高めるメカニズムが多く採用される一方、快適性も高いのが大きな魅力だ。

室内は広く、レザーとウッドによる高級感ばかりか、タッチパネル操作を重視するなど、マン・マシン・インターフェースにも優れる。

1917年創業という歴史を持つ米国リンカーンの伝統を現代風に表現した、スプリット・ウィング・グリル。このフロントマスクをひと目見ただけで、米国人はリンカーンだとすぐ分かる。
1917年創業という歴史を持つ米国リンカーンの伝統を現代風に表現した、スプリット・ウィング・グリル。このフロントマスクをひと目見ただけで、米国人はリンカーンだとすぐ分かる。

ゆったりした乗り心地は独自の価値だし、スプリット・ウィング・グリルと呼ばれる伝統のモチーフを生かしたフロントグリルを始めとしたスタイリングは、モダンさと人間的な温かみを併せ持っている。それゆえ、どんな場所でもいいパートナーになってくれるはずだ。

信州ビーナスラインのような自然豊かな道もよく合う。カーブと起伏に富む道で、リンカーン MKXは力強く、かつ高い操縦性を発揮してくれるからだ。リゾートの生活を満喫できる人に、最適な一台と言えるだろう。

米国らしい余裕を感じさせる、よく出来たモデルだ。

●リンカーン MKX
ボディー:全長4,740×全幅1,930×全高1,685mm
エンジン:3.7リットル  V型6気筒DOHC(Ti-VCT装備)
最高出力:227kW[309ps]/6,500rpm 
最大トルク:380Nm/4,000rpm
駆動方式:インテリジェントAWD
トランスミッション:6段AT
価格:6,300,000円

●フォードお客様相談室
TEL 0120-125-175

※『Nile’s NILE』に掲載した記事をWEB用に編集し再掲載しています

ラグジュアリーとは何か?

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それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。