ドゥラクールと言えば、クロノグラフムーブメントを二つ搭載した存在感抜群のモデル「ビクロノ」のイメージが鮮烈かもしれない。その後もダブルトゥールビヨン、ダブルミニッツリピーターなどの超絶モデルで話題をさらってきた。ブランド・フィロソフィーとして掲げるのは“Since Tomorrow”。
「我々は創業12年の若いブランドですが、発明から未来を創る、我々の歴史は未来である、という思いを込めているのです」そう説明するのは、来日したアルフレッド・タージバチアンCEO。
「創業からのデザイナー、ピエール・クックジャンが自身のアート制作のためブランドを去りましたが、我々は過去の実績を踏まえ、デザインはマドリード、製造はジュネーブに拠点を置き、ドゥラクールのスタイルとスピリットを守っていきます」携えてきた新作「リフレクト・トゥールビヨン」は、そんなドゥラクールの次世代を象徴するモデルだ。
「『ビクロノ』に代表されるケースのDNAを受け継ぎつつ、より技術面を表現したデザインで、スポーティーさも強調しました。文字盤には円柱状のシンセティック・ルビーを4本配し、輝きや透明感も楽しめる。ムーブメントは、自社内で設計から組み立てまで行っています」
個性的で、希少性が高く、ハイエンド。さらに、プライベートなカスタマイズにも注力しているドゥラクール。自分だけの一本を求める人に、ますますアピールしそうだ。
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※『Nile’s NILE』2016年1月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています