
株主優待の魅力の一つは、地方の名産品や高級食材が手に入ることだが、それだけではない。物価高騰が続く中、優待券や優待品の活用は生活費の節約にもつながる。そこで、株主優待が実際にどれだけ家計に貢献するのかを検証した。
■ 120万円の投資で外食30食分が無料に まずは主食のコメ。高松コンストラクショングループとエコスの株を100株ずつ保有すれば、コメ9kgがもらえる。夫婦2人暮らしなら、約1カ月分のコメ代を節約できる。
また、肉や魚、野菜などの生鮮食品は、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスなどの買い物券を利用すれば、お得に購入可能だ。さらに、食事券の優待を活用すれば、外食も無料で楽しめる。
■ 日用品、衣類、通信費も優待で節約 家計に優しいのは食費だけではない。衣類や靴、家電の買い物券がもらえる銘柄や、歯磨き粉や洗剤などの日用品が受け取れる優待もおすすめだ。
さらに、通信費の節約にも株主優待が役立つ。楽天グループの優待を利用すれば、楽天モバイル回線でのデータ通信が月30GBまで無料に。金額に換算すると、年間で3万円以上の節約につながる。
株主優待を上手に活用すれば、生活費を大幅に削減することが可能だ。