ストーリーのあるホテル

アンバウンド コレクション by Hyattの日本初上陸を飾る「富士スピードウェイホテル」。サーキットの熱狂とホスピタリティーを融合させた一流の滞在を満喫したい。

Text Rie Nakajima

アンバウンド コレクション by Hyattの日本初上陸を飾る「富士スピードウェイホテル」。サーキットの熱狂とホスピタリティーを融合させた一流の滞在を満喫したい。

外観
富士スピードウェイに隣接。同施設内やホテル館内で行われる独自のモータースポーツ体験アクティビティーも用意。

土地や歴史背景を生かした、他にはない個性と独創性を持つブティックホテルが世界で人気を集めている。その魅力に、一流ホテルのホスピタリティーを組み合わせたのが、ハイアットによる「アンバウンド コレクションby Hyatt」だ。

唯一無二であるだけでなく、受け継がれる独自のストーリーを持ち、滞在することで物語の一部となれる没入感のあるホテル。ブダペストのアールヌーボー様式のホテルや、カリフォルニアワインの名産地に位置するリゾートなど、これまでにないホテルを展開するコレクションの日本第1号として2022年10月にオープンしたのが、日本を代表するサーキットに隣接する「富士スピードウェイホテル」である。

コンセプトは「モータースポーツとホスピタリティーの融合」。21室のスイートと5室のヴィラを含む全120室からなり、ホテル棟の客室からはFIA(国際自動車連盟)世界耐久選手権、スーパーGTなどのレースやイベントが行われる富士スピードウェイの最終コーナーからホームストレートを見渡すことができる。ヴィラは専用のショーガレージ付きで、愛車を眺めながら愛犬とともに滞在することも可能だ。ホテル棟の1、2階には約130年のモータースポーツの歴史をたどる富士モータースポーツミュージアムを併設。歴代のレーシングカーやレースに懸けた人々の熱い思い、そして技術開発の軌跡が展示されている。

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ラグジュアリーとは何か?

ラグジュアリーとは何か?

それを問い直すことが、今、時代と向き合うことと同義語になってきました。今、地球規模での価値観の変容が進んでいます。
サステナブル、SDGs、ESG……これらのタームが、生活の中に自然と溶け込みつつあります。持続可能な社会への意識を高めることが、個人にも、社会全体にも求められ、既に多くのブランドや企業が、こうしたスタンスを取り始めています。「NILE PORT」では、先進的な意識を持ったブランドや読者と価値観をシェアしながら、今という時代におけるラグジュアリーを捉え直し、再提示したいと考えています。