マレー半島の先端に位置する都市国家、シンガポール。ソブリン格付けだけでなく、多くの国際ランキングで主位に入る「暮らしやすい国」だ。整った社会インフラ、治安の良さ、ガーデン・シティとも呼ばれる豊かな緑に恵まれ、経済力と革新性、サステナビリティでもアジアのトップをいく。
面積にして東京23区ほどの大きさだが、コンパクトに区分され、公共交通機関が縦横に走る。中心部は南部に位置し、19世紀に英国の貿易拠点として開港したシンガポール港は、今では世界最大とも。水辺の再開発は盛んで、新都市マリーナベイの統合リゾートなど超高層ビルの景観は世界的にも知られている。
このマリーナベイの北には、多民族国家ならではのチャイナタウン、リトルインディアなどエキゾチックな町並みが続く。ツーリストにもローカルにも人気の地区に、2016年建設されたのが、「アーバン・リゾート、ワン・ファーラー・ホテル」だ。
国土の半分が緑地とされるシンガポール、ホテルは街の中心地区にありながら豊かな植栽に囲まれ、敷地内には自家菜園も。パーム・ツリーなどに囲まれたゆったりとしたプールは、赤道直下にいるトロピカル・リゾート気分に。高台にあるためか、夕方の海風が心地よい。夕焼けの絶景スポットでもあり、プール・サイドでカクテルも楽しめる。