COLUMN

壮絶な超薄型競争 不朽の価値 第５回　まつあみ靖

腕時計における不朽の価値とは？　ミュージシャン兼ウォッチジャーナリストのまつあみ靖が、ハイウォッチメイキングの世界をナビゲートする連載第5回。「記録とは破られるためにある」と言うが、腕時計の薄型競争は近年熾烈を極め、次々と記録が更新され異次元のレベルに達したと言っても過言ではない。そんな中、彗星のごとく登場したリシャール・ミルの新作は、この戦いに終止符を打つのか？

不朽の価値 第５回　まつあみ靖

WATCH

20年の孤高の独走 リシャール・ミル

「時計のF1」をコンセプトに掲げ、2001年に衝撃的なデビューを飾ったリシャール・ミル。2020年末にべールを脱いだ「RM 65-01 オートマティック スプリットセコンド クロノグラフ」が、20年を経た現在もトップを独走し続ける、孤高のスタンスを見せつける。

リシャール・ミル

WATCH

LA DÉCIMA エクストリームの追求 RICHARD MILLE

2017年初夏、ラファエル・ナダルは、赤土のクレーコートを駆け巡り、世界中に大きな感動と驚愕、そして興奮をくれた。4月23日、モンテカルロ・マスターズ10度目の優勝。４月30日、バルセロナ・オープン10度目の優勝。そして、6月11日、全仏オープン“ローラン・ギャロス”で10度目の優勝。立て続けに３度ものラ・デシマを成し遂げたラファエル・ナダルの強さは、見る者を魅了してやまない。

RICHARD MILLE

WATCH

アートの新たな領域 RICHARD MILLE

ストリートの巨大な壁面で繰り広げられるグラフィティアートを、約5cm四方の腕時計の世界に持ち込んだら、いかなるものになるか？
タイムピースとアートとの完璧な融合を、リシャール・ミルがやってのけた。

ARCHIVE

勝利を呼ぶ時計 RICHAD MILLE×BUBBA WATSON

リシャール・ミルには彼の哲学をあらゆる分野で体現してくれる“ファミリー”と呼ばれるアンバサダーがいる。その一人であるプロゴルファーのバッバ・ワトソンが、2014年4月に開催された第78回マスターズ・トーナメントで2度目の優勝をした。2010年に“ファミリー”になって以来、プロゴルファーなら誰もが夢見るメジャータイトルを2度も掌中に収めるという快挙を成し遂げたのだ。その間、いつも左手にはめられていたのはバッバ・ワトソンのためにデザインされた“白い腕時計”。このRM038 トゥールビヨンこそ、“勝利を呼ぶ時計”と言える。